お祭り
投稿時刻が遅れてしまい申し訳ありません
今日は、アーシャを含めたみんなで町まで買い物に出てきた。
迷宮探索をおろそかにしているため、それほど自由に使えるお金があるわけではないが、アーシャにもお金を使うということの楽しさを知ってもらうためだ。
「なんでしょうか、冒険者通りのほうが賑やかですね」
「お祭りやってるよ、ご主人様早くいこうよ」
「すごく人が多いですね、圧倒されちゃいそうです」
皆口々に感想を述べている
ルナとリサにはお小遣いを渡し好きに遊ばせてやる。
最近町にも慣れてきたし、たまには好きに遊ばせるのも悪くないだろう。
人になれていないアーシャは危なっかしいしくて目を離せないしな
「アーシャは何食べたい?。好きなもの買ってあげるよ」
「えっと...じゃぁ、私、あれが食べてみたいです」
アーシャが指さしたのは、どこからどう見ても糸引き飴のような食べ物だ
「いくらかな」
「銭貨5枚だよ」
ここに来て初めて銭貨を要求された気がする
当然ながら銭貨を持ってるはずもなく、手持ちで一番小さな小銀貨を渡した
「生憎と小さなものは手持ちがない、5つほど貰おう釣りはいらぬ」
飴を受け取り、アーシャプレゼントする。
俺も一つ食べてみるが、完全に糸引き飴だ。昔を思い出す(とはいえ元居た世界でも19だったが)味だ
その後もアーシャの服を見て回ったり、露店を回って買い食いしたりした。
日が傾きはじめ、俺とアーシャは家に帰ることにした。
「アーシャ、お前に一つプレゼントだ」
アーシャに小さな短剣を渡す
「?これは何ですか」
「見てのとおり短剣だよ、黒曜石から切り出された短剣で魔力を打ち払う力を秘めている。遠くない未来、いつかこの短剣が必要な時が必ず来る はずだ。その時まで大事に持っておけ」
アーシャは不思議そうな顔をしていたが、それで構わない。
家に帰るとルナとリサがだれていた。
どうやら人の多さと暑さにやられてしまったようだ。
俺が帰ったことに気づくと姿勢を正し出迎えるが、若干服がはだけている。
まぁ、役得だったと思い口にはしないでおこう
その日の夜は、簡単な炒め物で済ませ、入浴後床に就いた。
最近はリサが俺の入浴中に布団の中で丸くなって寝ていることが多い気がする。
まぁ、ソファーで寝るから問題なんだがな・・・・
屋敷の皆が寝静まった深夜
「バロン様サーシャです。やはり、ルクシンは常に装備している模様、隙を見て奪うのは不可能と思われます」
「分かった、作戦プランをBに変更する作戦決行は来週だ。」
「え、あの...、プランBはやらないという約束では....」
「どうしても手に入れる必要があるものなのだ、どうしてもな。やらなければわかっているな」
その声にサーシャは右手をかばう動作をする。
「わかり、ました」
「どうしよう、どうすればいいの私」
皆が寝静まった屋敷でサーシャはただ一人涙を流した
次回もほのぼのパートです




