対アサシン、ドーラ戦
最近購入したゲームにはまってしまいました。
いくつになってもRPGは面白いものです。
「くそ、なんなんだよこいつ」
戦闘が始まり、弱音を吐いたのはアサシンであるドーラのほうだった
無理もないだろう、通常魔術職は短時間であっても詠唱する時間が必要であり、一部例外を除き呪文を連打するのは不可能なのだ。
それに加え、アサシンは姿を消すことができる、姿が消えるということは魔法を打つ相手が視認できない
遠距離からの攻撃を得意とする魔術職にとって、姿を消し、いつの間にか近寄られている、魔法を撃とうとしても姿が消え視認できない。そういった厄介な特殊技能を持つアサシンは魔法職の天敵であると言えるだろう。
そのため、非合法ではありが、気に食わない魔法職の冒険者を殺すためにアサシンに依頼するという事案が少なからず存在するのだ。そういった暗殺を生業とするアサシンの手段をスカベンジャーと呼んでいるらしい。暗殺者を掃除人と表現するのはどうかと思うが...
だが、俺には魔銃がある。この銃は魔法を込めると、魔法を打ち出すことが可能であり、マガジンに入っている弾の数だけ連発ができる。
威力こそ通常の魔法に劣るが連発可能なため、瞬間火力はこちらが上、尚且つ、打ち出す魔法を切り替え数種類の魔法を打ち分けることも可能である。
今のところは俺の技量不足もあり、短時間では2種類の魔法しか打ちわけができないが、時間をあければ1発づつ別の魔法を打つことも可能だ。
通常魔法職は詠唱を行うためその詠唱によってどんな魔法を使おうとしているのか分かる、
しかし、魔銃は魔力を伝達するという動作のみで後は引き金を引くだけで魔法を使るためどの魔法がどんなタイミングで飛んでくるの変わらない。
対峙しているドーラからすれば、いつ足元が爆発し、いつ火の玉が飛んできて、いつ幻惑魔法を使われるのか、分からない。
一発回避しても次の魔法は何なのかわからず、攻めるに攻められず、かと言って姿を消しても爆発魔法を乱射さ回避できない。
俺ならばとっくに発狂して逃げ出すが、ドーラは一向に逃げ出す気配がない。
その根性だけは褒めてあげたいところだ。
「いい加減諦めて帰りな」
一応撤退するように促すが、ドーラは姿を消し、接近戦を持ち込んでくるのみだ
「諦めてくれないと命の保証ができないんだが」
続けて撤退を促すも、返答はなし
仕方がないが、ルナやリサの元へ行かれても面倒なのでここで始末する。
ドーラの攻撃をドッジエスケープで回避、少し距離を取る。まだ数発残っているが、マガジンを交換する
ドーラが不意に近づいてきたときに最低でも一発イグニスが打てるようにするためだ。
ドーラに13発しか連発できないと悟られないよう、わざと間隔をあけたりしてリロードタイムを偽装しているので気づかれてはいないと思うが念のためだ。
「なんなんだよ、なんなんだよこいつ。くそぉぉぉぉぉ」
ヤケになったドーラが姿を消さずに突撃してくる
「止まれ、止まらないと撃つ、死にたいのか」
「くそ野郎が、死ねぇぇぇ」
殺らなきゃ殺られる。
そう判断した俺はドーラの体にイグニスを込めた弾を13発連射する。
着弾と同時にドーラの体で爆発が起こり、ドーラは後方へ吹き飛ばされる。
リロードを終えドーラの元へ行くと、ドーラはすでに息絶えていた。
ドーラの死を待ち構えていたかのように天井から蔓が垂れ下がってくる、蔓がドーラの体に巻き付くと、瞬く間にドーラの体が、消えていく。
以前ギルドにいた冒険者が言っていた
「人が迷宮内で死ぬと栄養分として迷宮へ吸い取られ、装備備品しか残らない」
という話は真実だった。と痛感させられた瞬間だった。
結局、その場に残ったのはドーラ装備品らしきグルカナイフのようなナイフと、レブライトと掘られたドックダグのような金属製の札だけだった。
ログを確認すると、???スキル スキルスティールにより、カモフラージュスキルをドーラから奪取した
と表示されてた。
どうやら、スキルスティールは倒した敵から一定の確率でスキルを奪う能力らしい。
名前的にドーラの使用していた透明化スキルのような気がするが、流石にクタクタなので、家に帰る
家に戻ると、リサとルナが三つ指をついて出迎えてくれた。
どうやらリサは急に過度な運動をしたことによる過労らしい
リサとルナに今日あったことを伝え、リサにグルカナイフを渡してやった。
俺は、ドーラの物であったため多少気にしていたが、欲しいというのでプレゼントした。
その日の夜は夕食を食べ、お風呂にゆっくり浸かった後深い眠りに落ちた
次回は前回投稿した仮面集団の伏線を一部回収します
ちなみにレブライトは反逆を意味するrebelと光という意味のlightを組み合わせた造語です。
個人的には反逆の狼煙という意味を込めて付けました。個人的にすごくお気に入りの名前です




