仮面の集団
今回はカイウスが襲撃されるより少し前のお話。
カイウスやルナ、リサは登場しません。
深夜、アリスタ近辺の森の中にある廃墟にて全身を黒いローブで多い、仮面を付けた人間たちが集まっていた。
「で、目的の法具は見つかったのか」
「それらしきものを発見しました、カイウスという名の新人冒険者が所有している模様です」
「カイウス?聞いたことのない名だな。何者だ」
「最近になり、町へ降りてきたという噂です。もとは師と仰ぐものとともに山でこもっていたとか」
「なぜそんな奴がわれらの探し求める法具を持っているのだ。我々が10年以上探し続けても見つからなかった法具をなぜ!!、なぜだ!!」
「理由については不明ですが、師匠の遺品であると本人が話しているそうです」
「その師匠というのは何者だ」
「不明です」
「不明だと師と仰がれるものならば、たとえ人知れず死んだとしても誰かが祭り上げるだろう」
「最近になり死んだいわゆる師と呼ばれる人間は存在しません」
「存在しない?。そんなわけあるか、しっかり探したのか」
「申し訳ありません、しかし、いくら探しても出てこないものは出てこないのです」
「まぁよい、そのカイウスとかいうものから法具をうばって来い」
「いくら新人とはいえ、武器を奪うのは無理なのでは?」
「ドーラがおる。ドーラよここへ」
「はい、こちらでございます」
「話は聞いているな。カイウスという冒険者から法具を奪ってくるのだ、生死は問わぬ。死んだのであれば迷宮に放り込んでおけば勝手に消えるだろう。良いな」
「承知いたしました、必ずや法具ルクシオンをお持ちして見せましょう」
「成功した暁にはお前にもそれ相応の褒美を与える」
「ありがとうございます、...様」
ドーラはそう言い、夜の森へと消えた。
「ルクシオンを手に入れれば残る法具はあと二つだ。あと少しでわれらの悲願が達成される。もうすぐだ、もうすぐわれらの世界が生まれる。皆の働きにも期待しているぞ。」
「お任せください...様」
そう答えると黒ローブの手段は一斉に深夜の森へと消ていくなか、ただ一人だけ、その場に残るものがいた
「サーシャここへ」
「はい、バロン様」
「恐らく、ドーラの策は失敗する、そのうなれば今度は私がやらねばならん。サーシャ、奴の近辺を探り、ドーラの策が失敗した後奴のところへ潜入するのだ。失敗すれば...わかっているだろうな」
「..はいバロン様」
サーシャと呼ばれた少女の顔が引きつり右腕の傷をかばうそぶりを見せる
「二度目はない、次失敗すれば、そんなものでは済まさんぞ」
「バロン様、このサーシャ命に代えても策を遂行いたします」
「任せたぞ、サーシャ」
バロンと呼ばれた男はそう言って、森の中へ消えていった。
「次は命が無い。どんなことをしてでも、地面にはいつくばってでも私は生きなきゃいけないの、やるしかない」
サーシャーと呼ばれた少女は自分に喝を入れるかのように、自分にそう言い聞かせ、森へと消えた
なんとなく、こういった悪者目線のパートを投稿したくなったので急きょプロットを組み作成しました。
次回は時間を戻し、アサシンとの戦闘です




