ギルドマスター
今回は戦闘はなし
ギルドマスターとのお話だけです
7月26日、文章の一部に誤字があったため訂正
大量のマンティスコアを売却した次の日、ご丁寧に受付嬢のマキナが俺の屋敷まで訪ねてきた。
理由は聞くまでもなく先日の一件だろう。
受付嬢マキナに案内された部屋に掲げられた札にはギルドマスターと書かれており、鷹の目を使うまでもなく、中にギルドマスターがいると判断できる。
「失礼します。先日お話しした冒険者カイウス様をお連れしました」
あれ?様付けで呼ばれたことあったっけ
「私はマリア。アリスタのギルドマスターをやっている。君がカイウス君だね。話は聞いてるよ。何でもメイズマンティスを50匹も連続で狩猟したそうじゃないか。君のような頼もしい若者がいてくれてうれしいよ。」
どうやらキラーベアーの一件は報告に上がっていないようでほっとした
「おまけにキラーベアーも一人で狩猟したそうだね。その話も聞いてるよ」
俺の安心を返せ
「それで、わざわざギルドマスター直々にどのような御用でしょうか」
妙な話に発展しても困るため早々に話の核心を突く
「なに、取って食おうなんて思ってはいないさ。ただ、君のような優秀な人材を腐らせたくないだけ。それだけのことさ」
「ありがたいお言葉、ありがとうございます。ですがメイズマンティスの狩猟は私だけでなく、リサとルナの力があってこそできたこと。私一人を評価するというのは間違いですよ」
「そうか、それは失礼した。だが、君の連れは奴隷二人だと聞いているが?」
「ええ、元は奴隷でした。ですが今は私の大切な仲間だと思っておりますので」
「まぁ、奴隷をどう扱うかは主人の自由だ。私がとやかく言うことではない。話を戻すとしよう。君には、迷宮の深層を攻略するために協力してほしいのだ」「迷宮を深層...ですか」
「そう、迷宮の深層だ。本来迷宮はモンスターを生成する危険な生物なのだそのため、迷宮を破壊するためギルドを設立し、外にモンスターが漏れ出ないようにすると同時に、迷宮を破壊しようと活動している。だが、近年冒険者は減少傾向にある。さらに追い打ちをかけるように熟練の冒険者たちは年齢を理由に引退する物が続出している始末だ。そのため、新人でありながら、キラーベアーと単騎で討伐し、メイズマンティスを連続で狩猟した君に深層に行ってもらいたいのだ」
「話の内容はわかりました。しかし、その話では納得できかねます。まず第一に私にメリットがない。第二に私個人に深層へ行くというリスクを冒す必要性が無い、第三に、単純な話だが、そこまで困っているのならば自分で迷宮深層へ行って来ればいい」
「まず、三つ目の質問に回答させてもらうと、私は迷宮へ潜ることができないのだ。出来ないというよりは止められているといった方が正解だ。ギルドの管理は各地方を治める貴族によって行われている。貴族の命は絶対だ。一つ目と二つ目の質問に関しては、そうだな....まず、君の冒険者ランクをCランクまで上げよう。Cランクになれば迷宮での取得物を全てギルドに売却する必要がなくなる。また、売却した際にもランクボーナスが付くようになる。当然だが、より高難易度クエストにも挑戦可能なる。高難易度のクエストは報酬が高かったり、特別なアイテムが報酬としてもらえたりする。蛇足ではあるが、深層では貴重なアイテムが見つかることもある」
「お金に余裕ができるのは嬉しいですが、やはり魅力がイマイチ感じられませんね」
「ではもう一つだけ、君は町で錬金術と武器精錬について聞きまわっていたな、特別に、それらに必要な道具を譲ろう」
どうやら買い物の段階からすでに目を付けられていたみたいだ
「いくつかこちらから条件を提示させてもらっても?」
「構わよ飲める条件は飲ませてもらおう」
「迷宮の深層へ行くことに関して強制と催促はなしにしてくれ。また、俺の動きについて一切の詮索と口出しはしないでくれ」
「そんな事か。当然だ。戦闘には個人のスタイルがある、中には非人道的な手段を取るものもいるが、こちらから警告したことは一度もない」
「分かった。迷宮深層への探索の依頼を承諾しよう」
「協力に感謝する。冒険者ランクの引き上げには少し時間がかかる。それまでの間はこれを使ってくれ」
「これは?。金属製のペンダントのようだが」
「それを身につけていればCランクの冒険者として扱ってもらえる。迷宮深層へは一度足を踏み入れさえすれば転移魔法で自由に行き来が可能だ」
どうやら、一度行ったところならば帰還魔法で行き来できるらしい。
まぁ、俺にはワープがあるので帰還魔法は使わないが....
久々の長話に付かれたので、今日は迷宮探索をせず家に帰ろう
そう思い、人目の付かぬところで家へとワープした
転移の表現をわかりやすいようにワープに変更




