買い物
いつの間にか、総合2000名以上の方に異世界転生してスローライフを読んでいただいているようで、とてもうれしいです。
たくさんの方に面白いと思ってもらえるような内容にしていきたいと考えていますので今後もよろしくお願いします。
ーーさま
ーーじんさま
ご主人様
耳元で声が聞こえる。
体を起こし声のする方へ顔を向けると、そこにはルナとリサが立っていた。
そういえば、昨日はベッドに横になってすぐ寝たんだっけか....
「おはよう、ルナ、リサ、昨日はよく眠れた?」
「はい、ベッドというものに慣れませんでしたが眠れました」
どうやら二人とも、ベッドで寝るということに抵当があったもののそれなりには眠れたようだ
「それで、二人とも部屋は選んだのかい?」
「いえ、私たちに部屋など贅沢すぎます、ただでさえ、食事と家を提供していただいているのに...」
どうやら、奴隷の身分というものが根本に染みついているようだ。
「たくさん部屋もあることだし、部屋も使ってやらないと悲しむ。君たちも仕事を任されず放置されてれば、自分はいらない子なんじゃないかと思うだろ?」
いらない子という言葉に二人の顔が曇る
(もしかして地雷ふんじゃったかな....)
「まぁ、とにかく、好きな部屋を選んじゃってよ。これは命令だよ」
あまり使いたくはないが命令によって強制的に部屋を選ばせる。
二人の首に付いてる隷属の首輪の影響で、命令には逆らえないようになっている。
二人とも、この屋敷で一番小さな部屋(とはいっても10畳はある)部屋を選んだようだ。
できればもっと広い部屋を使ってほしいが文句は言わないでおく。
「部屋も決まったことだし、武器を買いに行こうか」
二人の意見を聞かず、二人を連れて冒険者通りの武器屋へ向かった
到着した武器屋は、冒険者通りで一番大きな武器屋でランクの高い冒険者も利用するという武器屋だ
実際に手にもって感覚を試しながら武器を選べるという利点がある。
元居た世界では常識だったが、この世界では武器は飾ってあるものを買い取って初めて手に持つことができるらしい。命を預ける武器がそんな売り方でいいのかという疑問は置いておこう。
「いらっしゃいませ、私がこの店の主シルバでございます。本日はどのような武器をお探しですかな」
「ロッド系の武器と刃渡りの短めの短剣を探している」
「それでしたらこちらになります」
商人に付いていくと大量のロッドと短剣が並んでいる部屋があった。
ロッドとひとくくりにしても、メイスやワンド、スタッフなど数種類あるようだ。
短剣もシミターのような湾曲した剣や、投げナイフのような小さなもの、レイピアノような細身の剣、マチェットのような刃物まで、こちらもたくさんの種類がある。
「金額は気にしなくていいから、手になじむ気に入った武器を選んでいいよ」
安い武器で妥協しようとしていたので道をつぶしておく。
安い武器で怪我でもしたらそっちの方が困るからだ
数時間が経過し、先に武器を決めたのはルナだった
ルナが選んだのは、先端に槍の付いた、杖とも槍ともいえる武器で、この世界ではワンドと呼ばれているらしい。
ルナ曰く、固有魔法である聖属性を強化する力を持っているとのことだ
一方のリサは、SOGナイフのようなものに惹かれているが、どうやら金額を気にしてどちらも欲しいとは言えないようだ。
結局「気に入った武器がありませんでした」
と言って戻ってきた。嘘をついてるつもりのようだが、流石に無理があるよリサ。君の目は、我慢しろと言われた子供の目だよ
と心の声が漏れないように注意しつつ、とりあえずルナの武器だけ先に購入
その後二人の目がほかに向いているときにリサが見ていたナイフを購入した。
その後も防具類や、衣類、雑貨などを購入した。
武器を買うときには遠慮してばかりだったが、日が落ちるころには二人とも
「この服素敵です、私この服にします」
「この鎧なら動きやすくて良いな。私これにします」
などと言いながらショッピングを満喫していた。
買い物の資金として持ってきていた金貨は帰るころには空っぽになっていたので、個人的にも大満足だ
買い物を終え、俺はリサにSOGナイフもどきを渡した。
なんだかんだでこのナイフが一番高かったが、リサが喜んでくれたので良しとしよう。
帰宅後はルナとリサに料理を任せ俺は、前の家の主が残した錬金術の書物や、魔法に関する書物を読みながら時間をつぶした。
次回は、ルナとリサを連れて、迷宮へ潜ります。




