裏でうごめく集団
今回は久々の仮面集団が登場です
仮面に漆黒のローブって厨二臭満載ですね.....
深い森の奥にある廃墟に仮面をつけ黒のローブを纏った集団が居た
数は恐らく5人ほどだろう、各々柱や扉に身を隠し声だけが聞こえるため正確な人数は不明だ
「随分と数が減ったもんだな....」
「以前の作戦でバロンの一派が皆アビス送りとなった。行動禁止命令を無視して動いたことに対する罰則みたいだぜ」
「あいつらしいな。まぁ、私はあいつのことが嫌いだったからせいせいしたわ」
「まぁ、そう言ってやるな」
「バロンの持っていたおもちゃ、あれはどこに消えたの?」
「あのピンク髪の奴隷のことか」
「そう、あの娘よ、バロンにぴったりくっついていつもびくびくしてたあの娘」
「どうせ、バロンに殺されちまったんだろう。シンシアみたいにな」
「あれと一緒にしないで。私はおもちゃを壊したりしない」
「嘘つけ、お前だってよく壊すだろ。壊れても捨てるか、捨てないかそれだけの違いだ」
「無駄口はそこまでにしろ、指令が来た。近いうちに会合を開く、それまでは行動禁止令を継続するそうだ」
「それだけ?」
「指令はそこで終わっている。おそらく、本部もごたごたで大変なんだろうさ。今日は解散だ」
リーダーらしき男がそう言った瞬間、廃墟から気配が消えた
ところ変わって世界樹の屋敷
「ご主人様、今日は以前教えていただいたテンプラと言うものを作ってみました」
この世界の食材は俺が居た世界にあるものとほとんど変わりはない、名称や食べ方、時期なんかは違うことがあるが、味も役割も同じということが確認されているため、元居た世界と同じ料理が作れるのだ
ルナの作るテンプラは少し油の温度が低いのか、少し重たい触感だ。
結局俺が皆のてんぷらを揚げることになったが、まぁ良いとしよう
「明日は久しぶりに迷宮に行こうと思う。ミリス初めての迷宮みたいだし、少し浅いところから攻めようと思う。行きたい子は?」
「お供しよう」
「一緒に行きます」
「行く絶対行くよ」
「私もご一緒させていただいても?」
来るのはアリシア、リサ、ミリス、フィリアの4人らしい
ルナとサーシャ、ルシのメイド3人衆はお留守番みたいだ
「朝早めに出るから、今日は早く寝ることいいね?」
俺がそういうと、食事を終えた物から部屋へと帰っていく
ミリスの戦い方は模擬戦では見たことがあるが、実践ではまだ見たことがない、模擬戦と実践では大きく勝手が違う。実践ではより人間性が出るのでとても興味が湧いている
「お昼はどうされますか?遅くなるようならばお作りしましょうか?」
「いや、昼前に戻るつもりでいるから要らないよ。サーシャも早くお休み、今日は疲れたろ?」
「いえ、ルナお姉さま一人にお片づけをさせるわけには...」
「サーシャ、ルシがお手伝いしてくれているので、もう寝なさい。休むことも仕事の一つです」
「...分かりました。それではお先に失礼します」
サーシャは何やら不満そうな顔をしていたが、自分の部屋へと戻っていった
「ご主人様もお休みください、後は私とルシでやりますから」
「カイウス様、ルナさんの言う通りです」
「そうだな、ルシ、ルナ、後はよろしく頼むよ」
「はい、お任せください」
ルシとルナに任せ俺も部屋へと戻り眠ることにした
布団に入って少しすると、誰かが入って来た
「カイウス様....もうお眠りになられました?」
声の主はフィリアだ
「どうしたんだフィリア、お前が来るなんて珍しいじゃないか」
「あの....今日は、私と一緒に寝ていただけませんか?」
「良いよ、今日は甘えん坊さんだな」
「最近あまり一緒に居られないから....」
思い返してみれば、ヘビーモスの一件以来、フィリアと二人っきりと言うのはなかった気がする
嫁として、一人の女性として、好きな人と一緒に居られないというのは恐怖なのだろう
あまり考えずに動いていたため、フィリアのことをすっかり後回しにしてしまった
「嫌いになったとかじゃないよ、ただ少し忙しくてね」
「分かっています。でも、もう少し、もう少しだけ、私を見てほしいです」
「ごめんね、フィリア」
フィリアの頭を撫でてやりながら、フィリアが眠りに落ちるのを見届けた後俺も眠りに落ちた
次回は迷宮に行きます




