リサとミリスの模擬戦
今回はリサとミリス模擬戦です
世界樹の屋敷が少し騒がしい気がする
この世界に来てから、少しだけ物音に敏感になった。
元居た世界だと、休日は一度眠れば12時間は平気で眠っていて何があっても起きなかったが、こっちに来てからは、少しの物音でも目が覚めるようになってしまった。
まぁ、元居た世界と違い、気を抜けばその場で即死もあり得る世界なので、当然と言えば当然か....
「サーシャ」
「はい、お呼びですか?」
今まで誰もいなかった部屋からどこからともなくサーシャが現れる
あいも変わらず、音も気配もなく突然現れるハイスペックメイドさんだ
「少し表が騒がしい気がするんだが、どうした。またヘビーモスか」
「いえ、リサお姉さまとミリスさんが模擬戦をしているんです」
「そうか。ならいいんだが...」
「食事になさいますか?それとももう少しお休みに?」
「軽く何か頼むよ」
「はい、お任せください」
サーシャはスカートを翻し食糧庫へ向かった
この世界も少しづつだが、気温が高くなってきつつある。
そろそろサーシャに新しいメイド服をプレゼントしてあげよう
5着ほどまとめてプレゼントしたがどれも大分着古されている
サーシャの作る軽食はレパートリー豊富だ。今日はサンドイッチらしい
「サーシャ、今度ガベリアに買い物に行こうか」
「えっ。私が...ですか」
「嫌かい?」
「いえ。そんなことはありません。嬉しいです」
食事を終えた俺は模擬戦をしているらしいリサとミリスの方に向かった
世界樹の屋敷の裏手に整地された土地が広がっている。以前はエルフたちが模擬戦をしていた場所らしい
そこの中央に....いた
赤い髪と黒い髪の少女二人が剣を振るっている
ミリスには俺が模擬戦で使う用の木製マチェーテを貸してある
遠巻きに二人を動きを観察するとしよう
リサは素早い行動からの連撃、ミリスは攻撃をいなしつつ鋭い一撃を加えるタイプのようだ
戦い方はほぼ真逆と言えるな
ミリスはどちらかと言えば俺の戦い方に近いようだ
ミリスの戦闘スタイルによっては作る武器の形状や重量が変わってくる
武器作成の参考にもなるだろうが、リサに気づかれてしまった
リサがこっちに走ってくる
「ご主人様~どうだった?」
リサが耳をピコピコしながら評価を求めてくる
「良かったよ。でも、自分の力に頼りすぎかな。もっと剣の腕も高めないとだめだよ」
「あう~」
耳が少し垂れる。相変わらず感情の出やすい耳だ
「ミリスも武器は今度ちゃんと作るからしばらくは俺の武器で我慢してね」
「いえ、私はそこら辺の武器で十分です」
「そうもいかないよ、リサ達は皆武器持ってるんだし、ミリスだけ買ったん武器ってのは良くない」
「でも、私は奴隷でリサさんたちは....」
「何を勘違いしてるか知らんが、リサも奴隷だぞ、言ってなかったか?」
「あ...そう言えばそんなことも。」
奴隷は贅沢禁止、つまり贅沢してるのは奴隷ではないって認識なのかな
「それでは、あのメイドさんも奴隷なのですか」
メイドさんってのはたぶんサーシャのことだろう
「そうだよ、サーシャも奴隷だよ。もっとも、メイドじゃなく本来は戦闘用なんだけどね」
「どうして、そこまでよくしてくださるんですか。私たちは奴隷です。何をされても、何をしてもとがめられることがない奴隷なのに....」
「さぁ?どうしてだろうね」
実際のところ俺にもわからない。この世界に気てなんとなく優しく接し続けているだけだ
ふと思ったんですが、猫って夏の暑さは平気なんですかね
猫は冬が苦手なのは知ってるんですが、夏はどうなのかな....




