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思いつきと勢いだけで、始めた小説です。

未熟なところばかりだと思いますが、生温かく見守ってくれるとありがたいです。


「それでは私はこれで」


「本当にありがとうございました」


 青年、諏訪すわ かなめが辞去の挨拶をすると、若い夫婦はあたたかい笑顔で青年に頭を下げる。


「いえ、お店頑張ってください。応援しています」


「ありがとうございます。 要さんもお元気で」


 若い夫婦に見送られ店を出た要の表情は冴えない。

 

「また、悩んでいるのですか? 彼らは要の働きに十分に満足していると思います」


 声を掛けてきたのは、相棒パートナー花月かげつだ。


「うん。 どうにもならなかったことは分かっているし、彼らはそれを乗り越え、今やっと幸せを手に入れたことが素直にうれしい」


 花月は返事をする要の、言葉とは裏腹なその眉間に寄ったシワに、要が彼らの前途を祝福しつつも、もっと良い結果があったのではないかと考えていることを見抜く。


「全員を無事に地球に戻すことができなかったのは要の力量不足ではなく、彼らが望んだことです」


「うん……」


「要が苦悩する必要はありません」


 要に詰め寄り力説する花月に、苦笑いしながらありがとうと呟く要。


 ピーッ!ピーッ!ピーッ!


 さらに言い募ろうとした花月と、自分を心配してくれる相棒パートナーに感謝する要の耳に、呼び出しの電子音が響く。


「要!」


「ああっ! 行くぞ花月」


 一気に厳しい表情を浮かべた花月に、同じ表情の要は声を掛ける。


「異世界に拉致らちされた女の子を助け出すぞ!」








お読みいただきありがとうございます。

作者は豆腐メンタルのため、誤字脱字及びご感想やご指摘は、やさしくお願いします。


目指せ!完結!!

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