武器・魔法機
○武器
<鋼線>
レジィ専用の武器。
普段は袖の中の専用の収納BOXにしまわれている。
長さは全部で数十キロとも数百キロとも言われ、本人にも詳しい事はわからない。
太さは髪の毛ほど。
しかし、太さ十センチの鋼鉄ワイヤーを凌駕する強靭さを持つ。
金属結晶系の「バレルナ・オリハルコン」(最もメジャーな金属結晶系オリハルコンなので、単にオリハルコンと言った場合はこれを指す。)と「ダット・オリハルコン」(別名、特殊オリハルコンと呼ばれる。)を何層かに分け、寄り合わせて鍛えたものである。
この鋼線はレジィの意思を反映し、自由自在に動かす事が可能である。
詳しい事は、設定資料<基礎設定辺>の魔法設定(応用)を御覧下さい。
<法銃>
ヒート専用の武器。
使用者の魔力を弾丸として打ち出す武器。
結界魔法の応用で作られており、この武器は伝説のマジック・ミレニアム時代の遺産の一つ。
原理はある程度はわかっているらしいのだが、未だに複製が作れないらしい。
既に伝説と化し、遺跡のみでその存在が確かめられているかつての文化に、及ばないと言うのが少し不思議である。
しかし、もしかしたら、人間は退化しているのかもしれない。
魔法士の退化は現実に証明されているので、文明の退化もありえるかもしれないと言うのが最近の通説のようだ。
<黒鉄>
黒鉄とかいて「くろがね」と読む。
黒い刀身を持つ日本刀でマサムネ専用の武器。
刻印魔法を利用した魔法が刻まれ、「半月輪」という特殊な攻撃ができる。
製作者は切れ味を鋭くする為に施したようなのだが、マサムネはこれを利用して「半月輪」という技を開発したようだ。
○魔法機
<バタフライ>
バタフライはネイピアの魔機研(魔法機研究所)が開発した、一人乗り級の飛行機である。
高度は数十mまで上がる事ができ、高度からの攻撃が可能。
飛行継続時間はおよそ2時間。
それを超えると乗り手の魔力が尽きて墜落する。
つまり、このバタフライとは乗り手の魔力を利用して飛んでいるのである。
もし魔力の強いものが乗れば、5・6時間は飛べるであろう。
とは言え、乗り手の魔力を著しく消耗するので無茶な乗り方はお勧めできない。
ギルギットが持つ「エア・スクーナー」、パブロダールが持つ「OTR」(Over The Rainbow)も形状は違えど、原理は同じである。
<飛行機>
現在、飛行機と呼ばれる超長距離及び高高度飛行を可能にする乗り物はネイピア(5機)とパブロダール(23機)しか所有していない。
その理由は、製造が完全な手作りで、緻密な技術が必要となるからだ。
飛行機を開発し、今もって唯一の製造者である「フェルーガ」。
彼はかつて史上最高の天才科学者と謳われながらも、現在はパブロダールで半隠居的生活を送っている。
その理由は誰も知らない。
ちなみに、飛行船や銃器類などネイピア及びパブロダールで使用されている武器・魔法機の類の多くはフェルーガが開発したものだ。
<飛行船>
飛行船も超長距離及び高高度の飛行が可能だが、いかんせん速度が遅い。
ので、戦闘には使われる事が無く、専ら輸送(人間・物資)に使われる。
国家間の往来にも使われ、機数の少ない貴重な飛行機に比べ圧倒的に使用頻度が高い。