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気晴らし

「…んん」


寒さに目が覚めると、窓の外はまだ日が昇ったばかりの明るさだった。


「6時…なんか、だるい…」


早くにベッドに潜り込んだものの、すんなりとは眠れずモヤモヤとした気持ちのまま時間ばかりが過ぎ、いつの間にか寝ていたのだ。


「あー目が腫れてるかも…冷しとこう」


もそもそとベッドから出てリビングへ向かった。


*****


ガラガラガラ


「…よし、誰もいないわね」


起きてから、目の腫れを抑えたのはいいがそれでも時間が余ってしまったため、気晴らしにと体を動かしに大学の体育館にやってきた。


「気分転換には運動、運動!」


誰もいないのをいいことに、私はシュートを打ち始めた。

ダンダン

シュッ……ザザッ…タンタンタン


「よし!一本!はぁー久々の感覚!あんまりやんないと鈍りそうだな…定期的に来ようかな?」


選手ではなくなった今、ボールに触ることはあってもたまにしかシュートを打つことができない。それも遊びでしか機会がないので、こうやって誰の邪魔も入らず黙々と打ち続けることが嬉しくてつい集中しすぎてしまった。


…おかげで幾分か気分は晴れたようだが。


「ふー。そろそろ終わろうかなっと…」

「もう終わるのか?」


「へ?」


かなり集中していたのか、誰もいないと思い込んでいただけに突然の声に思いっきり驚いてしまった。


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