食堂での苦悩…
昼、食堂にて…
「なぁ…」
「ん?」
「橘って、俺のこと避けてる?」
「ぶっ!…ごほっごほっ!…な、何で?」
―――ご飯詰まっちゃうじゃん!イキナリ何よ!…ていうか何で二人だけなの?(今さら?)
何故かケントと二人でお昼ご飯を食べることに。
タカヒロは今日は彼女と食べると言ってさっさと教室を出て行ったのだ。
あけみはと言うと、明らかな動揺っぷりで未提出のレポートがあるからとどこかに行ってしまったのだ…おいおい
「朝から声かけても、聞こえてねぇのかどっか行くし、目が合ったかと思ったら急に方向転換するし…俺何かしたか?」
―――あけみさーん!人に意識すんなって言っておいてあなたが意識してどうするのよー!
「あーえっと、体調でも悪いのかも、よ?」
「何か知ってんのか?」
「べ、別に!」
「どもんなよ…嫌われるようなことでもしたんかな?」
「そ!…それはないと思うけど、心当たりでもあるの?」
明らかに落ち込んでるケントを見て、つい本当のことを言いかけてしまった…冷静に、冷静に。
「心当たりっつーか、昨日送ってったのが迷惑だったんかなって思ってよ。帰り、いつもよりよそよそしかったし」
―――あーそれは君を意識してですねー
なんて言えるはずもなく、
「そんなことであけみは人を嫌ったりする子じゃないよ。あたしからも言っておくから、ケントはクヨクヨすんなって!」
「クヨクヨなんてしてねーよ…気ぃ悪いっつーか何つーか…」
「はいはい。ごちそうさまっと!んじゃ先行くね」
「あ!おい!真田!」
―――何がクヨクヨしてないだ、よ!明らかに落ち込んでんじゃん!
あたしはそれ以上ケントの落ち込む様子を見ていられなくて食堂を後にした。
―――なんだろう…ケントを悩ませるあけみが恨めしくなってきちゃった…い、いかんいかん!応援するって決めたんだから!
「はぁ…何やってんだろ、あたし」




