表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒロインは早々にシナリオから離脱したい  作者: 朔島 涼
二章.浄化の旅、ゲームスタート

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/40

12.初のミーティング

半日ほど走った後、暗くなる前に大きめの街で宿を取る事になった。大きな街なので、貴族が泊まるような高級なホテルがあり、今日はそこに泊まるという。


「今日は出発したばかりで、予定通りちゃんとしたホテルに泊まれるけど、明日からもそうとは限らない。最悪の最悪はテントで野宿なんて事もあり得る。申し訳ないが、覚悟して欲しい。」


従者がチェックインの手続きをしている間、エミリオが他のメンバーに向かって頭を下げる。


シルヴィアはレア素材を集めに山の奥深くまで入る時には野宿をしていたし、もちろん問題はない。かと言ってこのメンバーの中で『大丈夫です!』と自分が声をあげるのも違う気がして無言で頷く。


「私は問題ないよ。騎士団の遠征で慣れているからね。」

「私も演習で野宿をする事がある。気にしなくていい。」


アーノルドとオズワルドだ。ランドルフとノエルも無言で頷いた。


「ありがとうございます。改めて、よろしくお願いいたします。」


イレーネも頭を下げた。1番野宿に縁通そうな2人が頭を下げる。今回の旅はよほど重要なミッションなのだろう。






一旦各々自室に荷物を置いた後、1番広いエミリオの部屋に集合した。ちなみに、今回は事前に予約を行っていたため、旅のメンバーには個室が与えられている。


「明日も朝は早い。手短に今後のスケジュールを確認しておこうと思う。特にヴィアは急に帯同をお願いしたから、何も伝えずに連れてきてしまい申し訳ない。」


エミリオに名指しされ、皆の視線が集まりシルヴィアはギョッとする。


「い、いえ。私の事は少しもお気になさらず。続きを…。」


両手を前に出して、皆の視線をエミリオに戻した。


「ああ。半年ほど前から興奮した魔物が人の居住地に現れるようになり、被害が拡大している。原因として考えられるのが、同じく半年前から目撃情報が各地で上がっている黒い球体。真っ黒で穴のようにも見えるためダークホールと呼んでいる。」

「その黒い球を排除すればいいのか?」


ランドルフが口を開いた。


「その可能性が高い。今の所、10箇所で目撃されているためその場所を順番に回り、イレーネの聖女の力で浄化を試みたい。しかし、我々2人だけでは力不足という事で、皆に協力を仰がせてもらった。」

「浄化できない可能性は?」


オズワルドがイレーネに視線を移して確認する。


「正直半々と言ったところだろう。浄化出来なかった場合に備えて、各方面のプロフェッショナルを揃えさせてもらった。」


なるほどである。聖女であり浄化を行えるイレーネ。ツーハンドソードを得意とし光魔術を使いこなすエミリオ。ロングソードと風魔術のプロフェッショナルであるアーノルド。槍の一種であるハルバードの使い手であり炎魔術を得意とするランドルフ。鞭の使い手であり高度な雷魔術を使いこなすオズワルド。弓の使い手であり氷魔法を得意とするノエル。そして白魔術師のシルヴィア。ちなみにオリジナルのシルヴィアはロッドを使用して白魔術とささやかな土魔術を使用していた。そんなにも上手く得意分野が分かれるんだな…と一瞬感動したが、ゲームの作り手がそうなる様に設定したのだから当たり前だと気がつき、ゲンナリする。そして、シルヴィアの役割弱くない?と思ったが、ここは一旦頷いておいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ