顔文字 小話『ちじょう に たいよう を!』(再掲)
ある ところに とぉっても、まずしい むら が ありました。
近くに うみが あって、魚や貝、クラゲは採れますが、それだけです。
いちねんじゅう、寒くて寒くて……みな、ガタガタ ふるえて おりました。
そこへ旅人が通りかかって言いました。
(  ̄- ̄) お前さんたちゃ、なぜ家に太陽を置かないんだい?
村人は聞き返しました。
( ゜o゜) 太陽? 空にあるアレを、どうやってさ持ってくるんです?
旅人は答えました。
( ´_ゝ`) あぁ、お前さんたちは知らないのだね……。世の中には、太陽石と呼ばれる石があって、そいつを暖炉にくべると年中 あたたかいのさ
(゜ロ゜) なんですって!? それは どこで手に入るんです?!
(  ̄- ̄) 街に出れば、ふつうに売ってるよ?
……ただし、ひとつだけ気をつけな。太陽石は熱くなりすぎると爆発する。
( `_ゝ´) 24時間、365日……冷たい水につけて冷ましてないと いけない。
水が ぬるくなったら、必ず冷たい水と交換するんだ。いいね?
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その後、村は太陽石のおかげで とっても あたたかくなりました。
そして、それを聞いた隣の村も そのまた隣の村も…… みぃんな、マネをしました。
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ある日、村人たちはステキなことに気がつきました。
近くの うみで採れる魚や貝、そしてクラゲが とぅっても大きくなっていたのです。
\(^-^)/\(^^)/\(^_^)/
これも、うみが あたたかくなった おかげだ!
実は、太陽石の熱で ぬるくなった水を うみに すてるたんびに うみが あたたかくなっていたのです。
あたたかいと、生きものたちが育ちやすいですからね。
あれほど寒かった村が、今は とぅっても、あたたか……。
世界中の村がマネをしたので、今では世界中が あたたかです。
めでたし、めでたし……。