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言葉綴り  作者: 孝原義信
3/10

強さ

私は弱いとなげく人がいる。


自分は強いと豪語する人もいる。


争いに負けないから強いのか——。


いな、違う。


ひとを敵に変える弱さがある。


争いに勝たないから弱いのか——。


いな、違う。


争おうともしない、包み込むような強さもある。


いわゆるところの強さとは、自我を張れば誰でも手に入る。


いわゆるところの弱さとは、理想を掲げれば誰でも陥るところのものだ。


人が人に争いを起こす限り、この世は何も変わらない。


強いからこそ、優しくなれる。

優しいからこそ、強さを知りえる。


まことに争うべきは、悪意に飲まれた、弱き自分であろう。


哲人は言った。


自らが弱いと悟り、


それを受け入れた時、


さらには前へ踏み出す勇気を得た時に、


本当の強さが始まるのだと——。


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