帰還、リスク、そして死?
帰ってきたところで。
「キモかった!」
「はい?」
とーばつしょめーとやらですわ。を提出しました。
「でっかいのたくさん倒したよ。ちょっと体おかしくしすぎてほとんどとれなかったけど」
「これが…もっと?」
えっと持って帰れたのは二十匹とリーダー一匹だから。……ん、匹じゃないな?
「三十倍くらいはいたかな。大体」
多分魔法で五百くらい吹き飛ばして、スペース確保で四十処理して、八十くらい実験で使い潰しちゃった。
にしてもひどい言い方と殺し方だなぁ。もっと命大事にしよ?
「えぇ…?」
「これが一番でかかった人の」
出したら卒倒した。……えぇ?
「大丈夫ですかー!?」
ちょっとヘルプ。椅子に座ったけど倒れるから、誰か!支えて!
「ちょちょちょ倒れるー!」
「せふ!……にしてもやばいですねー。さっき子供が壊滅させたって報告来ましたけど本当だったとは」
「龍妃ではないのか…」
この後も続々来て話し合ってたけど気になるワードが他に一つ混じってた。
行方不明の竜妃、あらたつ何とか。なんて言ったか聞こえなかったよ。
翌日、教会に帰ってきた後で。
あれなんか変だな?まいいか。
「ただのイメージでの復元か」
いつぞやに殺したフクロウの死体で実験中。
「遺伝子を参照しての復元か」
理論ができてもうまくいくわけがないです。
何だこれ変なのできた。
「気持ち悪…」
念のため外でやっててよかった。
ここ、壁のそばだからか人はいない。
雑草抜きのおじさんにでたあれといい、奇妙なものが多すぎる。ってかあれ本当にあったんだぁ……。
「ん?」
壁の外から音がするような…?
「だーれでーすかー?」
壁に向かって叫んでみた。
……音がしなくなった。
何かあったんだろうか。そもそもここに近づく人がどれだけいるかもよくわからないけど。
「さて、本題やろうかな」
整備ロボットがここに普段入るけど、今回はなぜかいない。
ちょうどいいので、少しやばい実験をする。
「ネルフさん、準備いい?」
「う、うん!大丈夫だよ!」
よし、やるか。
魔力展開、圧縮開始!
「い、異常を確認。それまずいんじゃない!?」
「多分、大丈夫」
展開していれば、多分。
「あ、あり得ないって!まずいよ爆発するよ!」
…あっ!?やばいネルフさんの聖女の力でずれた!?
「風よ、吹き飛ばせ!」
足りない!
「っ!?」
危ない。爆発して吹き飛ばされた。
あーあーあー!
「あれ…?」
お空飛んでるー!?
「何でぇ?」
衝撃だけで酷いことになってるはずなのに。
「着地する!」
時空魔法で着地。
今のずれた感じ、魔物みたいなものを感じた。
[自分を見失いそうな感じ?」
……私の声がずれた。
「まずい?」
聞くまでもなくまずい。
「急いで戻ろう……?」
ふと、空の鳥を見て、直感的に転移しようと思った。
「空よ、我が育ちの家へ」
ルーr(!)
「ソルト!?」
普段にもまして重傷。
「シャリア!頼む、もう……」
この感じ…骨の魔物のものらしき魔力がある。
まぁいいや、と吸い込む。
「…………?」
何か、変な魔力だ。無意識に大量の普通の魔力に還元して吸収している。
こう見ると、前までは聖人そのものな魔力だったけど、これは妙に冷たい。
「変なまま、取り込めないかな」
余計なことを考えてしまった。そして実行してしまった。
「………………………ぁ。あ゛ぁ゛~~~~~~~~!??!?!」
何、何!??
「が、い、無駄なこと、しちゃった…?」
何か襲ってくる。私を壊してくる!?やばすぎるよこの悪意!
無意識に還元しないとここまで強く反動が……待って、反動?今まであったかな、そんなの。
「……ふぅ、終わった。ごめん、寝る」
「ま、待て、大丈夫なのか!?」
ブレイザが心配して声をかけてくれた。みんなに心配かけそう。
「う、ん……大、丈夫か……な?」
何かと戦う羽目になった。やばいよ、これ……!
とりあえず本体とのリンクは断った!私の権能とルールの権能、二人で大活躍!
「あっぶね、銀川系統かよ」
「………イヒカ、と言ったか。あれは敵とも味方ともつくまいさ」
あー、日本神話だった気がする。そんなの詳しくねぇー。ってかその辺は名前もらってるのか?元ありき感ある名前多くね?なんで?
「属性は」
「主は水、副は光、地。しかし川、水銀、鉱山の性質を持ち、毒にも秀でる」
「あ、水と地だからか。まぁじゃあどうにでもなるか」
楽観しちゃいけないはずなんだよなぁ。後悔することなくてよかったよ。
「あ……あぐぅ………うぁぁ、ギィァ――」
熱い。熱すぎる!痛いんだ!治らない。痛い!!!
後この声何!?本当に私の口から出た声!?
「………う、うぅ」
地下へ駆け下りる。
「む?」
「あぁ、そこの子だったのか」
見覚えのある人を無視し、つい最近いた部屋へ駆け込む。
剣だ。
そうだ。これだ。なぜだ。
……わからない。なぜ?
「う……はぁ………」
直感的に抱きかかえ聖光の直剣を重ねる。
「……かはっ」
大量の血を吐いて、私の意識は沈んだ。私が血そのものになったように。血がまるで尾っぽのようについてきた。
次回は今から制作します。なんということでしょう。
ゲームやりすぎましたごめんなさい、以上。
「何を言えばいいんだよそれで」
「そんなことより言いたいことがあるんだけどここで言ってもなぁ」
メタい話、シャリアには何してんの…とでもいわれそうな行動が多かったくらい問題だらけでした。
「次回、特に何もない!」
「あれ……」
なんか変な気分になる言葉だなぁ…。
あ、今からといっても暇なので今月中に二つ出せるかと。保証はないですが。




