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幕間 空の花、地の虫

エロ要素注意


 お花がさいてるね。

「そらにおはながさいてる」

 おさんぽ楽しいな!

 ちなみに余談だが、この時彼は

(一歳児を外に追い出した理由がマジで分かんねぇ)

とぼやいていたそうな。実際は、まぁ、あれだ。()()から、だそうだ。が、12(13)才が寝ぼけ頭(追い出された後で起こされた)で察せることではないようだった。

 ついでに言えば、今まで別の部屋で行われていたことにも気づいていない。

「おなかすいた」

(「急だな」)

「こっそりかえってたべようかな」

 そしたら食べたらおなかいっぱいになる。

(「やめとけ?あとそしたら食べたらって何や?」)

 とくにいみないよ?後、まだかくせないの?

(「諦めろ」)

 やだ。

(「そうか」)

「あー、いたぞー」

「おー、いたぞー」

 だーれー?

「「よーし、せこー、するぞー!」」

 せこー。

(「なんだそりゃ」)

「「まずは連れてくぞー」」

「きゃぁ」

 あ、あ、あ、あ、あ?

(「おいおい!?変われ!」)

 あ、ああああああああああああ!?

(「だめかよ!?っと、今!」)

 倉庫につれてかれた。あー、これあれだ。

(「お兄ちゃん?」)

(「待ってろ、こいつらは殺る!」)

(「それはだめ」)

(「………はーい」)

 1歳児にさとされる。悲しい。

 ま、そんだけやばいことしようとしたってこと。反省反省。

 前世で人殺ししようとしたせいか、ためらい無いなぁ。

「じゃあ、お前もふくをぬげ!」

 やっぱりか。大人ぶんな、っての!

「う……」

 う。

「う?」

 うぉらぁいくぜぇ!!!!

「だ!」

 きーんと露出させた急所をたたく。全力でも1才なので強くないです。

「あ、あ、ああ…」

「うわぁぁぁあぁぁぁぁああん!」

 泣き出した。そりゃそうや。あれめっさ痛いもん。

(「そうなんだ」)

(「うんそう、って読まれてる!?」)

(「からだのもんだいでつつぬけになってるみたいだね」)

 それはまた、面倒だな。あ、それより逃げる!

「もどるぜ」

 もう当分は表に出てたくないな。

(「おーけー」)

 ほいっと!もどったよー!……またぜんぶばれるんだ。

(「みたいだぜ」)

 やだぁ。

(「そうだな、でもどうにもならないよなぁ」)

 だよね。

 でもたまにがんばる。

(「ところで、わたしなにされかけたの?知りたい」)

(「……知らね」)

 うそだー。

 でもやっぱりきかなくていいかな?

 良いのかな?

 良いか。

 覚えてたら今度聞く。

「わたしは1さいはんにもうなったけど、もっともっとさきはどうなるんだろ」

(「さぁ?でも楽しい日が待ってるだろうよ」)

 空を見ながらはなす。

 ところでこの場では一歳半なんて呼び方普通はしないらしい。

「そっかー、あ、またおはなさん!」

(「さっきっから花ってどこなんだ?」)

「おそらのうえ!くものおはなさん!」

(「雲の花、あー、そういわれればそうなの、か?」)

「そうなの!」

 空は鋭いくらいに青く、雲は和らげるようにぷかぷか浮いていた。それはまるで―――。



 家に帰ってきて、ふと思う。

 この家、意外に広い、と。

「ぱぱ」

「ああ、帰ってきたか」

 この男、金には困ってなさそうだが、裏があるのだろうか。

「(そろそろ………………か)」

 小声で何かを言っていたが、聞くことに集中していても肝心の部分が聞き取れなかった。不穏だ。

最後の方の意味深なのに意味など無い、かもしれない。今のところは無い。

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