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誤解と六名と弁護

毎度毎度データ作るのは無駄に時間がかかってしまう。

ちなみにこの文、本来次回の前書きのための文で、その次回がステータス的なメモ改訂版です。何でこうなったかはなろうの仕様の関係なんですけど。続きはwebじゃなかった、後書きで。

「何言ってんだか」

「まぁまぁ、後でわかるよ」

 帰ってきた。

「デック、教皇様のお側を離れるとは何事だ」

「猊下が首領と密談を行われるとのことで離れて確認した次第だ」

「そうか、話の内容は貴様の耳なら聞き取れたな?」

 いきなりこれ!?

「無理だと思う」

「おや、聖女様も帰還なさっていたか」

「うん、近くで騒いでたから同じタイミングで起動できた」

「……騒いでいた?」

 これ、矛先どこまでそらせるかなぁ?できればうやむやにしたいところだけど…。

「魔竜人がおりましたね」

「なんか気に入られてわちゃわちゃ話してたよ、声が大きいしなんかどこかから魔法が使われたし」

 ……変に誤解招きそう。でもむしろこれでいいかも。

「それは災難だったな…」

「えへへ?」

 おけ!

「ここは割れていないな?」

「割れてる」

「……何、だと?」

 ふっふっふ……話をそらすのに最上のネタがあるんだなぁ!

「すでにこの辺のことは大体把握されてた」

(はぁー。えっと、大体その辺に隠密兵が待機してたからね、って話事実だから絡めといて)

 ごめんって。警戒させてごめん。

(いいよ、別に。……魔竜人がばれてた時点で割と今更だからさ)

 あ、そうなの。魔竜人って何?

(めんどくせ)

 えー!?酷いよ!

 後でお兄ちゃんに言いつけてやる!!なんていったらどうするんだか。本当に言いつけようかな。

(なんともないけどってか、どっちにしろ言いそうなんだけども?)

 否定できない。なんか隠し事は性に合わない感じがする。関係ある話が出たらいっちゃいそう。

「なんと…」

「なんか暗部?の人がここを拠点にしてて、たくさん人が来たから帰ってきたみたいな」

「ふむ」

 これでいっか。目の前の人とは口裏合わせられるし、教皇のおじさんとはそもそも他の情報も含めいろいろ違うから。

「これでよし。あとは……」

「………(何がこれでよし、なんだ?)」

 あやっべ。言っちゃだめじゃん。

(いってるそばからこれだよ)

 いやーはははー。叢那さんごめんねー?

「何かお手伝いできることありますか?」

 荷物の管理でもしてそうな人に話しかける。

「む、ないぞ。強いていうならこら魔力切れだから重点してほしいくらいか」

「わかったー、やってみるねー」

「あ、できれば光属性よりで充填して」

「はーい」

 さて、やってみるか。属性付与だけをするの。

「光よ…」

 こう。

 充填……あ。

「やっべ、魔力つきた」

「えっ?」

「私の魔力、少ないんでした…」

 忘れてた。てへ?……いや、本当間抜けなことしたな。

「あー、うん、そっか、じゃあ……」

「とりあえずそろそろ帰れそうかな?あはは…」

「うん、じゃあねー」

「はい。ごめんなさい」

 迷惑かけただけじゃねぇか!

「あの子は…」

 そういえばあの人……氷作ってくれたおじさんに似てる?家族?

 家族。家族といえば……。

 うーん…。

「さぁ、帰ろうか」

「うん!」

 教皇のおじさんだ。わざわざありがとうございますだよ。


 帰還し、しばらくの時が経つ。いつの間にか戦争は終わり、残党たちがたまに幻影の花を使う程度の、概ねいつも通りの平穏があった。

「そして…もうそろそろ、10才かな」

「一応まだまだだろ」

「まぁね?」

 そしてそんなこの時。

「じゃあ、そろそろ仕事に出るわ」

 どうやら西区の方で本格的に仕事をすることになったそうだ。住み込みらしい。

「ブレイザ、後は頼む」

「おう」

 大分信頼されてるみたい。

「頑張れよ、シャリア」

「うん!」

 頑張るよ!

「エリシアもメルシャンも、無理するなよ?」

「うん、そっちもね」

「まぁたまには様子を見に行くよ」

「そんな近くでもないんだが?」

 徒歩3時間ぐらいだっけ。あとエリシアちゃん泣かないの。背中さすっておく。

「じゃあな、ソルト、リブ」

「…ん」

「またねー」

 ソルトは昨晩泣いてたからもう泣いてはいない。そしてリブはいつも通り?

 あ、シェーラは寝てるよ。

「それでは、行ってきます。セリーナさん、ありがとう」

「うん、もう大人だね。芯も強くなって、自分に自信持てて。行ってらっしゃい」

「はい!」

 大分会う機会が減りそうだなぁ。手を振る。めっちゃ振る。

 …行っちゃった。

「あぁ、悲しいね。ここを任されて初めての別れだよね、これから増えるなぁ、増えてしまうよね」

「お母さん…」

 なぜか子供の姿になっている。

「さて、春とはいえまだ寒いよ、今日も炊き出しの準備を始めようか!」「はーい!」

 この冬なんかすごい寒波で調べ物する暇もなくたくさんの人の体を暖めたり炊き出ししたりです。

 忙しい!



 でも、平穏な日々は、いいよねってこのときも多少思ってたけど、今となっては多少ではないかなぁ。

 それは、さらに少し後のこと………。

えー……その、前書きの続きです。

予約投稿の順番間違えまして。その訂正の仕方があったような気がするけど忘れてすぐ見つけられず、それでコピペで順番を入れ替えたとき前書きを取り残していいんじゃないかという判断になったのがこれです。

馬鹿ですねぇ…。

「はぇー」

「ほぇー」

他にいうことがないの?

「ないだろ」

「ないよ?」

そうですか。『それもそうですね』。じゃねー。

「次回もよろしく!」

「よろしくお願いしますー」

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