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十の宝珠

ここのシナリオは改変しすぎて原型がないタイプですね。

「前書きでこんにちはだな」

「そして本編へゴーだね」

 さて、お屋敷の前につきました。道中何もなく。砂漠だけだよ。

 各々魔法使ってこーそくいどー。なのですよ。

「お待ちしておりました、お名前の確認をさせていただきます」

 あれ歓迎されてる。

「うむ、秘匿義法国教皇デルウィ・トリック・オーディーにある」

「法国近衛執事、デック・ブレイズロザリオでございます」

「殺霊の力を持っております、聖女シャリアです、よろしくお願いします」

 大体こんなものかな?

「………あの神は全くひどいものだな、一言くらいその言及はほしかった」

「おや?神が控えているので?」

「うむ、円卓の席でいつも寝ている」

 寝ている、というのがそのままの意味ではないだろうけど。

「今はその必要ないんだよねー」

 あっ。

「やぁお客人。居候の身だから私からは今は挨拶だけにとどめておくね。私は混沌の神ムラナ。よろしく頼むよ、虚構の主(きょうこうさん)生贄の犬(しつじさん)一の眷属(シャリアちゃん)

 なんかすっごい皮肉を頭に叩きつけられた。

「神の言霊か。なるほど、把握した。こちらこそよろしく頼むぞ」

「贄とは言い得て妙」

「隠す気ないんだね…」

 みんなの感想。ほんと隠す気ないよね。

「すでに教皇さんと二人で話をしたからねー取り繕わないよ」

 あ、そうだったんだ。

「そうでしたな、混沌の神とは知りませんでしたが」

「最後に混沌がどうとか言ったし察してるんでしょ?」

「そうとは限らない、とも思っていただけの話です」

 回りくどいなぁ。

「ま、上がってよ」

「ご案内します」

 ……この人、左腕がない。

 てこてこと歩く。門の中へゴー。


 周りの風景(内装)は面白くないので別のことを考える。

 遺伝子、細胞、あれやこれやと。理論上はできそうなんだけど。

「……なくした腕の再生は、難しそうかなぁ」

「ふむ、そうだろうな。故郷では珍しき聖癒の極致を扱えた我が愛娘もそうであった」

「一応私まだ極致使えてないからなおさらだなぁ」

 無理だなこれ。あ、目の再生はもっと無理です。まず構造がよくわかってないので。お兄ちゃんにもそこまでの知識はなかったや。

 まぁ、敵かもしれないのにやる訳にもいかないから、出来そうだったら何も言わないんだけどね。

「目はもっと無理…」

 というわけで言う。

「そもそも目は生まれつきだ」

「あ、そうなんだ…」

 びっくりだよ。

 ……?生まれつきだと直せないの?

「あら、本当に当たり前のように極致を知っているのね」

 ぎゃっ!?

「どこ…?」

 見つからないよ?

「知らざる漁火(いさりび)、怪奇となれ、我が歌の破片の思うはなんたるや…さぁ赤き火よ、答え給e」

「ちょごめんなさいごめんなさいごめんって出るから見てないから~」

 私の足下から出てきた!?

「もー、ちょっと可愛い子いたから驚かせようとしただけじゃなーい」

 人形かい!あ、私人形始めてみたかも。

「人形遣いか」

「これが……人形……」

 適当にリアクションしとくやつ。てへ。おふざけてごめんね、許してね?

 真面目な話、壁の中(法国の中)にあるのかと言われるとわからないんだよね。

「あら、あなたの国にはこんなものはないの?」

「しゃべる人形は知らないよ…?」

「人形はあまり作られてこそいないが、認知度は高いな。貴殿が練り歩けば、人形は宙に浮かびしゃべるものだと認識するだろう程度の知識だが」

 さすがにおかしいだろ。

 ちょっと常識のずれが怖いなぁ。

「にしてもかわいいわねぇ……あぁん、食べたいわぁ」

 前の侵入者みたいな気配がしてとっても怖いんですけど。やめてよ?

 ムラナ助けてー。

「sosもらっちゃったんだけど?怜悧なr」

「ごめんなさい!?例の眷属なのね?知らなかったわ!?」

 眷属?

「あー伝わってなかったか。なら許してやろう、私はな。たが彼女が許すかな!?」

「その前に眷属ってどういうことですかー?」

「……おーのー」

 悪いがよくわからない罪状より明らかな不審点を解消するのが優先。

「あーね、転生過程でいろいろあったみたいでね、無意識に眷属化してたみたいなんだよね、それ知ったのも合うちょっと前だったかなー」

 ふむふむ。

「はぐれてるけどまぁいいや、あなただけ先にあいつの元へ行こうか」

「え、あ、うん…」

 別ルートか。安全ならその方が情報も多くていいかな。

 まぁもう、私個人の意思は確定したけどさ。

 ところで地下に降りてどうしたの?

「まぁ、これを見てほしい訳よ」

 目の前に差し出されたのはまがまがしい真珠のようなもの。

「あっか…」

 赤とオレンジが、特に私の目を惹きつける。

「これが宝珠ってやつ。これが火炎の宝珠、こっちが日光の宝珠ね」

 それぞれの色である様子。何度か見た。ってことはこの紫のは闇夜の宝珠とやらか。これだけ何も感じられないのはある意味当然だろうか。私闇適性ないから。

「そんなところだろうね、引き寄せられてるのもこの二つだし」

 それね。

「後はこんな風に、聖癒と邪滅以外の十個はあるんだよね」

 ずらーっと見せられる。凄いなぁ。

「これなしで魂の属性付与は難しい。だからなり方を一応保険に残しておく訳。これを揃えて道を作れば、後は返しても大丈夫だからね」

 なるほど?魂の属性付与……?

「聖女とかのことだよ。この十個については世界の維持に使われてるからね」

 なる……ほど?

「さ、私の寝床へゴー!」

 よくわかんないけど話も見せるのも終わりらしい。

 面白いものあるかなぁ。っと、話の内容きっちり理解しておかないとね。

後書きはないです、という一言だけの後書き。

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