さらなる高みへ
書くことがないですがもう少々お付き合いください。
もう少し時間をゆっくり進めたいです…。
来年あたりから(というかあと二回ほどつなげたら)事前に練ってある話につなげる予定です。
22:29訂正 メルシャンの年齢間違えたのでチューンに変更。半年も忘れないでしょうと思わないでほしいところです。
魔力の圧縮をしたまま考え事をする。
お母さんへの誕生日プレゼントどうしよう。
「うーん……」
難しい。
「何でそんなことして余裕なんだい…?」
あ、ネルフさんとネジェルさんだ。
「練習中!」
「な、なんの練習なの…?さすがに怖いんですけど…」
そうだね、最初は怖かったな。もう慣れちゃってる。
「うん、僕も怖いな。さすがに無属性で圧縮はやめた方がいい」
「属性つけた方が楽なの?」
「うーん…というよりその度合いとはいえ、自分で制御するのは…」
「誰かの手を借りる…?」
「うん……うん……?」
なんか違う様子。
「まぁ、うん。無理はしないこと。じゃあ、僕はトレーニングするよ」
「と、とりさんだー…じゃない!待って待って、シャリアちゃんと二人きりにならないようにっていわれてるから~!」
あ、私もそんなこと言われた記憶があるような。
後どこにも鳥はいないような…。
「さて、私も遊ぼうかな」
「それもいいね、みんなで遊ぼう!」
あ、のっかるんだ…。まぁそれなら一緒に遊ぼう!
「で、そんな疲れてると」
「そーなの」
疲れた。
「頭流すよー」
「はーい」
いまアリカとお風呂に入ってる。
「そーいえばチュー兄クラウスでなかったね」
「そういえば!」
でなかったかー。
「普通わかんなくてわくわくなんだけど」
「私はあるのわかるもんねー」
お兄ちゃん帰ってきてるし。ところでお兄ちゃんと呼ぶのもあれかなと思ってきたこの頃でもある。なんでもいいやとりあえずですませとこ。
「私はどうかなー」
「どうかなー」
いるのかは目覚めるときまで分からない。
そういうものらしかったけど。
「……」
無意識に魔力をいじる。
魔力、という表現では曖昧な気もするけど、ほかの表現を知らないのでなんとも。
まるで空気のようなのに動かせるそれを、外に出してから自分の中に取り込んでいく。
これで魔法を使う。小さな光。
しかし何かが違う。
すぐ光が弱くなって消えていくが、まるで溶けるように光の範囲は広がっていた。
なんか…おかしい。そんなでも私の魔法で、魔力であり続けている。
これが私の魔法でなくなるのは、私がこの魔法から意識を切ったときだけ。
なんだか、不思議。
まるで見えない手を持ってるように感じてきた。
「ほれ、あがるよ?風邪引くよ?」
「あ、うん…」
ぼーっとしすぎた。熱気のせいだということにしておこ。




