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夜の力、星の力、違いの形

一応性描写云々書いていましたけどここまで来るとR15ギリギリラインなんじゃとか思うかもしれません(わかんないならわかんないですむ形式ですけど)。

かなりおきをつけー。次回はあさって。

 ぼへーっと空を眺める。なんかね、疲れたの。お暇なの。

「ブレイザ?どうしたの?」

 なんでリブがいるの!?

 いや、まぁ確かに、ここはキッチンですけども。

「眠れねぇ」

「なんかバチャバチャだったね?」

「そうそうそれそれ」

 ブレイザの部屋で異様な音が鳴っていた。

 それで眠れなかったようだ。

「シャリねぇ、こうみるととてもおおきくなってるねー」

「そう?」

「ほらー、このくらいなのがこのくらいにー」

 わからん!!

「そういえば、お父さんっていないよね」

 なんか急に話の流れが変わった。いや、それ自体はよくあることだけども、話が重い。

「私の本当の両親も種族もわからないけど…あ~……難しい話かな?」

「急に調子変わって困惑はしてるけど大丈夫、話の内容はわかるよ」

「大人モードなら知能も大人になりますよ、いまだにいろいろ足りないけど」

 元からそうだったのだろうか。にしては変わりすぎ。

「暴走してないときに大人モードだとそうなるぞ」

「そうなんだ」

(……コーキは知ってたんだけどね、それ)

 なんか聞こえる気がする。叢那さんの声、最近よく聞こえる。

「ふぅん…」

「なぁ、コーキ?」

「ふ?コーキ戻ってきたの?」

「あ、つい口をついて出たな、意外だよ」

 …お兄ちゃんの反応はない、か。

 まぁしょうがないよね。

「圧縮、見せてもらっていい?」

「いいよー」

 よぉーし!!

「ほい!」

 全部の魔力を聖女の力として外に出して混ぜ合わせる。

 これで圧縮完了。

「どうしたの?急に」

「………難しそう…、あのさ、魔力ってある程度まで回復できるじゃん」

 最大値的な捉え方?

「うん」

「この圧縮した魔力、とりあえず量は減ってるから回復しないかなーって思ったんだ」

 なるほど。

「無理そうだね」

 無理なんかーい!

 そっか、無理か。まぁ無理なものはしょうがないね。

「じゃあ戻そうかな、……ほい」

 なんとか戻す。これも覚えた。

「あれ、なんか増えてない…?」

「え?」

 増えて…?え?

「……気のせいかも」

「そ、そうだよね」

 明日は、何かありそう。

「眠くなってきたよ。お休みー」

「はーい」

 眠る。お休み。




 ……。夢の中。

「初めまして、  と申します」

 そう、これは夢。

「うむ、存じている。我のことはポーロと呼んでくれ」

「わかりました、ポーロ王」

「よろしい、ではルール、部屋へ案内せよ」

「はっ!」

 視点は…女の人だね。おっぱい…だっけ?結構あるよ。そもそも夢で感覚が十全にあるのが怖いかもだけど…。


 あれ、移動してる。シーンチェンジ唐突やな。

「ふふ」

 笑う?なんで?

「かわいい私の旦那様?緊張しないでくれません?」

 あらー。そういう関係か。


 またか。あれなんか服着てない上お腹ぽっかぽか。シャワー浴びにいくのか。

「ほんと、かわいいねぇ」

 ………腕、新しい傷がついてる。何があった?

「痛っ?あれ…いつの傷だろ?ルールったら強く握り過ぎちゃったかしら」

 そんな訳ないでしょ…。

「聖なる治癒よ、傷を奪え」

 直した?………ん、おなか、変。

「あちゃあ…」


 あれ?

「使えない女だな」

 誰…?というか、顔が認識できてない…。

「………っ」

 あ、ルールさん猿ぐつわされてる!手足縛られてる!

 ってかこっちもじゃん!なんでわかんなかっ…、感覚ないじゃん。そりゃわかんないよー。

 何気にこれ拷問中なんじゃ…。血まみれの道具転がってるよ。

「………拷問しても無駄だったな」


 ………?????

「…………………」

 え、は、え?何これ人間?

 体がツボになってるんですけど…。どゆこと?


 あ、戻った…?いや違うな?

「がぼがぼがぼ」

「「「「あははははははははははははははは!!!」」」」

 なんか視界が真っ黒ー。

 引き上げられた。引き上げ方雑じゃねとか以前の問題だね?何をどう考えたら腹パンして取り出すの?打ち上げ漁かなんか?

 何だこれとか思ったけど、よく考えると周りの人、神様たちだね。全裸の男ばっか。服着ないの?神様風邪引くか知らないけどやめとくべきだと思うなぁ。

 未だ視点同じで女の人なのに。この人何も感じてないからか私も目をそらせないでいるんですよねぇ。これの感覚なのか…。

 ブレイザよかったね!じろじろ見られずにすんで!……あははは。

「よーし、そこに眠」

 爆発した!?

「……く、待ってて、いつか助けます」

 あ、ルールだ。

「くそが!邪魔したやつを探し出せ!引っ捕らえろ!……」

 見られてないんだ…。ここからは派手に見えて…?あれ、視点が例の人から外れそうになって…。

「さて…始めろ」

 本人の意思ではなしに、その男に近づいて…。




 ってところか。……朝、早いな。日の出前か。

「……ふぅ」

 寝る気にはなれないね。

 ほぼほぼ、あの人の名前はシア。聖女シア、あの夢からするに最後には神になったらしい。

 でも、少しだけ知ってることはある。禁忌図書館以外でも見た。エリシアが読んだ本。……何気に、ルールさんいたんだよ。なんで。

 まぁ、それは調べればいいんだけどね?

 たださっきのやつで感覚が完全に男になってる…。体の違和感がぁー!

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