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とある少年のエピローグ

連日投稿一日目/四日

 m(_ _)m<どうも初めましての方は初めまして。

      こっちもきてやったぜの方は誠にありがとうございます。

 上記の通り、はじめ四日連続で投稿します。その後は不定期で投稿いたします。

 別の作品をメインに据えて投稿するので、少し遅いかと思われます。

 また、(少なくとも)四日間は文章量が少ないです。(主に乳児期に中身にする部分がが少なすぎるためと言い訳させていただきます。)

 それでは。



8/15 1(このページ)~8 知識の波、空の自然、帰る場所と、

11 第二の目覚め まで内容を編集しました。

途中まであらすじにほぼ同じ。


 ある世界がある。

 片方は技術に生きる生命であふれかえる魂を増やす世界。

 もう片方は、魔力であふれあふれる神を生むための世界。

 その、「もう片方」の世界の歴史書に、とある女教皇がいた。神殺しの教皇として。

 名はシャリア。教皇に継がれる姓をもって、シャリア・オーディーと呼ばれている。

 二つの世界には多くの関係がある。

 片方からもう片方へ、魂を移し神になればよし、ならなければ転生させ、神ができたら返して世界を安定させる。

 そんな二つの世界の小さなバグ。

 それは、もう片方の世界にて、クラウスと呼ばれる形で現れる。具体的に説明すれば、一つの体に二つの魂が入ってしまい、一つの魂が魔力の塊として具現化するのだ。

 その形は多種多様。剣や弓、斧や鑿、金槌、馬車、変わり者では火そのものだったり、あげくには建物だったり異空間になったり、何でも起こせ得る。

 全ては、持ち主の望むまま。その魂の力の限り。

 そして、シャリアこそが、もっともそのポテンシャルを引き出した者である。


ここまであらすじにほぼ同じ。




 その日、花火を見ていた。

 俺達の嫌いな超大人気アーティストの生歌に合わせて花火を出すパフォーマンス。

 しょうも無いのでイヤホンでゲームミュージックでも流して花火を見ているが、ちょうどスピーカーが近いので、どうしても聞こえてしまう。

 ああ!気分の悪いことだ。

 花火が吐き気を催す歌声に合わせひび、ん?

 花火が、出てない?

 あいつは悲鳴を上げている?

 待て、俺はまだ(・・)何もしてないぞ?

「あれ、花火の音なってるよな?」

 隣にいた妹に聞く。

「おい、聖奈(みな)?」

 隣を見たとき……

「お父さんが、死んでるの」

「っ」

 親父の死体があった。ばっ、と見る。銃で撃たれたらしいな…。

「やつの断末魔を冥土の土産にすんなよ」

 あきれたもんだ。まぁ、断末魔なんぞ聞いてないが。

 悲しいが、それより。

「逃げっぞ」

 今のままだと死ぬ。

「うん、分かっ―――」

 そう思い逃げようとした瞬間。

 たくさんの花火が地上ではじけ、飛んできたうん尺玉がはじける。

 とっさに聖奈をかばったとき、横からの激痛で死んだ。

 撃たれたな、これ。



 そう、死んだ…はずだった。

「♯で、○か、×か?」

「×」

 おいこら!?赤子になってんじゃねぇか?

「………」

 息すわなきゃ!

 あれ、この感じはー?

 ――――――――――――――――――――


 やばいな、また死にそうだ。

 体の制御が俺には何故かできなかったが、なんとか無理矢理制御をどこかから奪い取り、声を上げた。

「おぎゃあー!」

「やっと泣いたか」

 やっと泣いたじゃねえよ!死ぬとこだったろどうにかしろよ!?

 やっぱりこいつらあほだろ。

 というか知らない言語だし。

 しかしだ。

 この場所で使われている言語は大半記憶できているみたいだ。というか大差ないな。意図的に合わせられなかっただけのような感じ。無駄にカタカナ英語混じりだけどそれは翻訳しとくわ。

「水よ、この愚かしき身に微かなる癒やしの加護を希わむ」

 覚えがないだけで赤子の頃からすでに俺という存在はいたようで、言語をすでに理解しようとしていたようであるな。いぇい!

 しかし今のは魔法、なのか?

 母親は魔法を使い陣痛を和らげたようだ。

 魔法については後で考えようか。

 とりあえず、この子の本来の意識が戻らないので代わりに母乳をすう。

 ……甘いな。そして胸ねぇな。お前妊娠してたんだよな…?ぺったーんだぞ…?まぁちゃんと母乳出てるけど…。


 なんやかんやで夜。

 絶賛放置されています。いや、だから死ぬだろ。

 本当に馬鹿なのか?……それとも元々産む気も育てる気もなかったのか?

 しかし夜働きなのな。ご苦労なことです。

 エネルギー、チャーージ!

 無理だ。とりあえず寝よう。起きたら地獄とかは勘弁だぜ?


 多分五時間後ぐらい。

 気がつけば父親がいた。哺乳瓶が近くにあり、跡からミルクが入っていたことがわかる。

 この子起きてたのね…。

 しかし、俺も寝なきゃやっていけないのかなぁ…。

「…シャリア」

 ん?

 父親がやってきてはそう呟いた。

「大丈夫そうか…。ならいいか」

 何だってこんなことをしているのだか。どうした?と聞けるならよかったが。

「いつ逃がすか」

 逃がす?はぁ…、はあ?

 何からだよ?

「守ってくれよ、神様」

 神じゃあねぇけど、俺がこの子を…シャリアを守ってやろう。

 あ、シャリアって名前だよな?

6/5誤字訂正

 強行→教皇

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