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デュアルユース(紹介篇)

紹介篇(─都度加筆あり)

・火防(かぼう)　洽禰(あまね)── 京都市六波羅の旧家不知火家(しらぬいけ)の娘として育てられた勝気な美少女。15歳になったある日、突然、不知火家一門の当主の糸子(いとこ)より東京行きを命じられる。

・紅林(くればやし)　杏果(きょうか)── 東京の火防家に住み込みで使用人として働いている少女。火防家には両親が過去に因縁があるらしく、私立のお嬢様学校へ通わせてもらうなど、家族と同じように良くしてもらっている。そんな火防家に時期当主としてやって来た洽禰に辛く当たる火防家の人々を不思議に思いながらも、1人洽禰の味方となる。

・長光(ながみつ)　剣幽(けんゆう)── 柊俊朗と言う元刑事のもとで、探偵の見習いとして出入りしている17歳の少年。先祖伝来の長船長光と言う刀を自分の分身の様に大事にしている。火防洽禰と紅林杏果に出会ったことで、自らの持つ不思議な力に気づいてゆく。

村井怜(むらいれい)─── 火防家の遠縁だと言う妖艶な女性。洽禰が火防家よりの脱走を企てた際にその眼前に煙のように現れ力づくでそれを思い留まらせた。