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剣物語(クシフォスストーリー)  作者: 由近希津火
3/3

剣持ち

他の建物とは、雰囲気を異にするそこへ俺は入っていく。

木造建築だ…ただ、和風な感じでもない。不思議だな。この感じ好きだ。

ミカヅキ…この世界に来てから本当に日本に近いものを感じる。色々と…とりあえず、調べるか。本棚は……でかい!すげーでかい!高さ10mはあろうか本棚の群れが佇んでいる。

基本情報は、何を見れば分かるんだろう。

そんな事を考えながら歩いていると、歴史や地理とか小学校の社会のような本が並べられたエリアに来た。とはいえ小学生には小難しい本ばかりだと思いながら本の背を歩きながら見ていると一般の高校生でも読めそうな本が目についた。

とりあえず、地理から…かな

地形や場所の名前は知っていて損はしない。むしろ知らないと怪しまれるデメリットがある。だから、文字が読める地理系の本があって本当に助かった。それでも辞書並みの分厚さだが…

「きょ、拒絶反応が…」

ここで千里の道も一歩からなんて言う奴は実際に分厚さを教えてやりたいが…

腹くくるか…えっと、文字は、分かるか…

一応日本語の奴があるらしい。

なになに、


大陸名…ミレクティア…

カタカナ多くて外国みたいだけど、ここは、日本に似てるし、実際にいろんなところを廻ってみよう。

ミレクティアの大国は…ここアルト…フェリア…

シュリフ…ティクルカ…の4カ国か。

大国って事は他にも小さな国ならまだありそうだな。

アルトは、世界最大の国…これは、知ってる

フェリアは、魔術が進んでるのか。

シュリフは、科学が発達している。

ティクルカは、異能国家


…か。

まだ軽く見ただけだけど、すげー世界だな。

ラノベの世界観かよってツッコミを入れたくなるな。

ちょいおもろそうと思う俺は、中二病だと自分でも思う…高校2年だけど。

地理の本を読めるところ分かるところをあらかた読み終わり、他のエリアに行く。

さて、次は魔術だ。



魔術は、生物が必ず保有しているマナを使って行う生体魔術と、人外との契約により発動する、契約魔術の二つに分けられる…が、稀に剣、もしくは刀という力を持つ者がいる。

刀も剣も魔術に全く関係ないのだが…まぁ良い。

剣はマナも契約も使わずに魔術を行使する事が出来るこれを刀剣魔術という。



んー剣か…チートだな。俺は、持ってるかな?

まぁ、そんな都合良くあったりはしないか。

しかし、剣持ちの見分け方ぐらいは、知っていたいな。それらしき記述があるか探すと案の定だった。

えーと、剣持ちの見分け方…。

右手の甲に紋様がある。右手の甲……

なんとなく右手の甲を見た…見てしまった。これまで生きてきて見たことも無いその紋様を。

何これ?何ですかこれ?

純白の紋様がそこにはあった。まるで自ら光を発してるように見えるほど純白の紋様が。

タトゥーにしか見えないそれは少しカッコよく思えたが、人に見られたくは無いと瞬時に思えるほど中二心をくすぐるものだった。

まぁ人に見られるも何も知り合いはここにはいないしこの世界では、珍しいだけで恥ずかしいものではないだろうが。

剣持ちなのか?んー分からん。

この本に書いてあったりしてないか?

ええと、剣持ちは個人個人別に具現化する剣の形と特有の能力がある…と。

うーん…これは調べる必要がありそうだな。

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