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父さんから荷物が届きました。その中身は?

作者: 瑚々

先輩と話しててできた設定をノリとテンションで小説にしました…(´∩ω∩`)

最後まで読んでもらえると嬉しいです。

ギャグってどうやんの…難しい…

ちなみに季節は夏です。書き忘れましたごめんなさい。



ある日、父さんから荷物が届いた。俺の父さんは海外で仕事をしており、面白いものや可愛らしいものがあるとこちらへ送ってくれる。だから今回もそうだろうと思ってたのだ。なのに、なのに、


「ぷはぁ。狭かったという訳では無いですがやはり外に出ると落ち着きますね」


こんな猫が送られてくるなんてきいてないっ!見た目は真っ白な子猫だが、二足歩行で喋ってる!いや確かに可愛いよ!?可愛いけどこんなん送ってきていいの!?あっ毛並み?真っ白だし雪っぽい…可愛いなぁ…じゃなくて!


「はじめまして。私に驚かれているようですね」


「えぇ、まぁ…」


「当然の反応ですよね…とりあえずご説明致しますね。私は雪にゃんこという種族です」


「ずいぶんと可愛らしい種族名ですね…」


「ありがとうございます。では特徴として、本当に雪で出来ています。ですからクール便で送られてきました」


「そこふれちゃうんですね!?」


「えぇ、ガッツリふれます。てかそうしないと後の説明がめんどくさいので」


「はぁ…」


その後の説明によると、雪にゃんこと接する際にはルールがいくつかあるらしい


1.雪にゃんこは冷たい雪でできました。暑い場所ではとても溶けやすいです

2.溶け始めた場合は冷凍庫に入れてください

3.夏場に無理をさせてはいけません。無理をしたら溶けます

4.なるべく涼しい場所にいさせて下さい

5.直射日光にあててはいけません

6.冷たいものを食べさせて下さい


この説明を受けた俺は思った。えっ?アイスっぽいな、これ。てか冷たいものって…それこそアイス食べさせればいいのか?てか今夏じゃん!?なんでこんな時に送ってきたんだよ!父さん!とまぁ、半分パニックで半分父さんへの怒りでした。するとそれを見透かしたかのように雪にゃんこが父さんとの出会いを語り始めた


「そうそう、あなたのお父様との出会いはですねぇ…冷凍庫でしたね」


そして説明し始めた瞬間俺の耳には明らかにおかしい単語が聞こえた。だから即効でストップをかけたけど、これは仕方ないと思う。


「待ってぇ!?」


「あっ、はい。何でしょう?」


「冷凍庫!?何でなの!?雪にゃんこはまだわかるけど、なぜ父さんが冷凍庫にいたの!?」


「えーと、それはですね。牛肉なんかが大量に吊るされてる冷凍庫って見たことありませんか?ほら、テレビとかで」


そう言われて考えてみれば。あーそんなの見た事ある気が…と思うだろう。事実俺もそうだった。てか、俺の場合は父さんの仕事場へ行った時に1度入らせてもらったこともある。だから、あーあそこの話かーと思い頷いた。


「あぁ、よかった。それであなたのお父様は牛肉をとるように言われて冷凍庫にいたんです。で、そこで涼んでいた私を見つけて今に至る、という事ですね」


「え、それだけ?」


「あっ、はい」


説明少ないよね!?てかだいぶ端折(はしょ)ってない!?父さんと雪にゃんこが出会った時のことがもうすこし詳しく知りたかったんだけど!?てか父さんの反応が知りたかったんだけど…

とりあえずそれは別にしておいて、今は別の質問をする事にした。なぜ雪にゃんこがここにいるのかということだ。出会った、のはわかったけど、どんな経緯で今に至ってるの!?いや、ほんと、暑いところダメならこっちに送ってきちゃダメじゃん!


「ここに送られてきた理由は…?」


「面白そうだから行ってみない?と言われたのでOKしたら本当に…」


「雪にゃんこ…」


あまりの想定外の理由に思わずポカンとしちゃった俺は悪くないはず!だって!こんなしっかりとした感じなのに!面白そうだからってOKしちゃうだなんて…!なんかイメージと違うよっ!って言うのを抑えただけ頑張った方だよ…呆れた声が出たのは、うん、仕方ないよね…


「まぁ、実際面白いんでいいんですけどね」


「いいの!?そんなんでいいのかよ!?」


「はい!私の座右の銘は楽しければすべてよし!ですから」


「まともだと思っていたのにぃ…」


「まあまあ、気を落とさずに。とりあえずこれからよろしくお願いしますね」


それから俺と雪にゃんこの不思議な生活がはじまるのであった。









「拓磨さん、お風呂入りませんか?」


「えっ?入れるの?」


「えぇ、何いってるんですか。当然ですよ。ほらいきましょ」


「うっ、うん…」


(えぇー!!暑いのダメなくせに風呂はOK?もう何が基準とかわかんねぇよ…てかほんと入ってるし、溶け…てねぇ!?なんで?何でなんだよ!?もういいや、俺も入ろ…)

雪にゃんこ

真っ白な毛に水色の目。子猫サイズの二足歩行のしゃべる猫。結構ないたずら好きであり、たびたび拓磨を困らせる

座右の銘は「楽しければすべてよし!」



拓磨

生真面目な性格の大学生。ツッコミ役であり、少し口が悪いのが特徴。一人暮らしだったので雪にゃんこがきてくれてちょっと嬉しい。よくトラブルに巻き込まれる。かなりの苦労人

座右の銘は「平穏?何それ美味しいの?」

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― 新着の感想 ―
[一言] 荷物と言うか、箱に入って来たの? 検疫は?
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