第2話 変態と武器
スティアの好意に甘えることにした俺は今スティアの家でお茶を飲んでいる
机の向かい側には服を仕立て直しているスティアがいる
スティアの見た目は小学6年~中学2年生くらいだろうか
少し短めの銀髪が作業をする度揺れている
ずっと会話がないのもあれなので少し話しかけてみる
「なぁ、スティア」
「どうしました?」
スティアは作業をしながら俺の話に耳を傾けている
「ここの家には一人で住んでいるのか?」
「はい、そうですよ。私が小さい頃にお父さんもお母さんも魔物に襲われて死んじゃったんです。それからはたまに知り合いのおばあちゃんが様子を見に来てくれたりしてます」
なんだかいやな思い出を思い出させてしまった。
かなり気まずい雰囲気になる。
「なんか、ごめんな、嫌なこと思い出させちゃって」
「いえ、大丈夫ですよ。別に今となってはそんなに気になることでもないですし
あ、それよりこの仕立て直している服、もともとお父さんが来ていた服なんですけど、それでもいいですか?」
「俺は全然いいけどスティアは構わないのか?お父さんの服をさっき知り合ったばかりの見た目変態の俺なんかに渡して」
俺は気になったのでそう問い返した
「はい、ずっと置いていても意味がないですし、それに服も来てくれる人がいたほうが嬉しいと思うので」
スティアは微笑みながらそう言った
そう話しているあいだに服の方は完成し、外はいつの間にか日が落ちて真っ暗になっていた。
「スティア、今日はありがとう助かったよ。お礼とかもしたいんだけど何も持ってなくて、またなにか手に入ったら来るよ」
そう言いながら俺は家の扉に手をかけたのだがスティアが服の裾を引っ張っている
「もう時間も遅いので今日は泊まっていってください。夜は魔物が出るので、武器とかがないと朝まで生きていられませんよ?それになんだかお父さんと喋っているみたいで...」
そう言われると家を出ようにも出られない
「わかった、今日はスティアの家に泊めさせてもらうことにするよ」
そう言うとスティアは顔を輝かせた
「そうと決まればとりあえず夕飯を作ってくるので待っていてください
それと、突き当りの部屋にいろんな武器を集めてしまってあります
そこから好きなのを取り出して持っていてください
もしかしたら魔物が家に襲いかかってくるかもしれません」
スティアは真剣な顔つきでこういった
「今まで村の周りに結界を張ってくれていた魔法使いの方が体調を崩してしまって
結界の効果が普段の半分以下まで低下してしまっているんです
代わりの魔法使いの方が来るのは明日の明け方、それまでは自分の身は自分で守らないと...]
「わかった、俺も手伝うよ」
俺はスティアにそう伝えて突き当りの部屋に入った
そこには剣、槍、杖の他に銃があった
有名なAK47、M4、M1911A1ガバメントなどこっちの世界に来てしまう前に旅行で行ったアメリカの武器屋顔負けの様々な種類のものが揃っていた
こんにちはくりむです(^-^)
今回はパソコンで書いて投稿しているので少し多めです
いつもはスマホからなので少し少なめです
実はこの2話、2回書いています
一度書いたのですが、保存していない状態で間違えて消してしまい、
うわあああってなりました(^^;)
ということで次回の更新ですがテスト真っ只中のため少し先になると思います
もしくはすぐ更新するかもしれません。すみませんm(_ _)m