1/3
異能
『あなたは神を信じるか』
古い世代は、ほとんどの人間が口を揃えて『はい』と答えるだろう。
それが、今で言う『異能』が、『神威』と呼ばれていた世代の共通認識だった。
人々が神を信仰する。
信仰により、神はより強大な力を得る。
その見返りとして人々に授けられた物が、『神威』と呼ばれる超常であるとされていた。
信仰心が強い者ほど、より強大な神威を扱える。
神威の使えない者は、無信心として迫害を受けたりなんてこともあったらしい。
時は移ろい、考え方も変わっていくものだ。
『神威』と呼ばれていたものは、『異能』へと呼び方が変わった。
異能は、自分が異能を持っていること、その異能でできることを強くイメージすることで、扱うことが出来るというのが現代での主流な考え方だ。
超常の力は、争いを産む。
超常を使って悪事を働く者。
それを取り締まる者。
ここに記すのは、そんな異能犯罪を取り締まる組織、『超常警察』の活躍を描いた物語。
己の正義を、信念を、そして異能を信じて、突き通す、活動記録だ。




