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ヒーロー

作者: 山口景輔

どうもー はじめまして ヒーローでーす

厳密にはヒーローになりたい生き物でございますけれども

小さい頃からの憧れ ヒーローなのですが

毎日ヒーローになれるように努力いたしております

よろしくお願いいたします


私には仲間がおります

ブルー ピンク ブラック


ブラックは夜に 高確率で車にひかれます

ははは


彼は左ハンドルの黒い車が欲しいと 買ったらしいが 買ってすぐに事故って 廃車に

それ以来車ではなく 黒い自転車で

パトロールしているのですが

それでも夜には高確率でひかれるのです


まあそれはいいとして?

よくないのかもしれないのですけれども


まあ まあ という事で


今日もヒーロー行ってまいりまーす

まずは いつもの 町のパトロール

レッド専用ピザ屋のバイクでゴーだぜ

屋根の付いたやつね


さあ!この町は僕らが守る!


今日は4人揃ってのパトロール

ピザバイク1台と自転車3台

さあ!行くぜ!

ん?チーム名決めてなかったな

パトレンジャー?

なんかちがうな

まあ今度考えようぜ

さあ!ゴーだぜ!


まあ今日は天気が良くて気持ちがいい


みなさん今日は天気良くて気持ちいいね

と呼びかけると3人同時に

うん という返事

シンクロやゔぁくね?

このチームだったら怖いモノなしだぜ!


あ!もうお気づきの方もいらっしゃるでしょうが

私たちコスチュームなどは着ておらず

マイカラーの ちーしゃつ着てるだけなんですが

ブラックだけは全身黒 というポリシーがあるらしい


あの だーかーらー ひかれ・・・


と 脳内で自分と会話致しておりましたら


バーンとすごい音が



後ろを振り返ると

黒い物体が二つと

ピンクの車が

え え え え

なに?


そしてピンク車から女性が叫びながら出てくる


てめーあぶねーだろ


あ あれは ピンクのお姉さんだ やばい

ということはあの黒はブラックとブラック自転車だな

逃げたい怖い


いたーーーい 痛すぎる との 絶叫


すまんブラック今すぐ謝れ さもないと

もっと痛くなるよ

私は何もしてやれない 祈ることしかできん


やべー ピンク姉さんがなんやら叫びながら

転がってるブラックに近づいて行ってる


ここはヒーローの出番だ ブラックごめん

ピンク姉さんにボコられる前に

車道中央に転がるブラックに

必殺技ごめんねブラックキーック!

よし!見事に歩道に飛ばした これで安全 姉さんも ご納得だろう

すまんブラック


ダメ押しでお前のことを罵倒する 少しだけだから我慢してくれちょ


おいブラックわかるけどさー 前から言ってんじゃん 全身くろは危ないって

ブラックは 知らんしー俺は くろが好きなんだー とか言う

つうか痛すぎて動けん と続ける

いかん こいつの文句が続くとこいつ間違いなくボコられる ヒーローとしてはどうにかしなくては


1秒考えた 時間制限ギリギリだ


おい!ブラックお前明日からホワイトな 全身白な

んで自転車は白馬みたいのにしろ

ほら白馬の王子みたいでかっこいいだろ?


よし!でまかせ成功


あーなんだそれ ねえよ

ん? よく考えたらそれいいな


おい 3秒も考えてないじゃん


あーもー気をつけなよ と

姉さんは髪をふわっとかき上げ

立ち去っていった

ブラックに愛想が尽きた私も便乗して

ブラックを転がしたままで 颯爽とカッコよく

立ち去った

颯爽とではないが心がモヤモヤしてて ブラックいい加減にしろよの ループ状態 明日姉さんに謝りに行こう


次の日の朝

あーよくねたな 昨日は疲れたわ

あ ブラック大丈夫かな

とりあえずコーヒー飲んでーと うーおいしい

いい香り あーピンクのお姉さんに謝りにいかないと


ピンクの家はウチの隣の隣なんです


ピンポーン はーいとの声が この声姉さんだな

あ あ あ レッドです

ガチャ おーどうした?

コーヒーとは真逆のいい香り

あ あ あ あのー 昨日はすみませんでした

いやいやレッドが謝ることじゃないだろ

レッドは何も悪くないし お前らが小さい頃は

そこの公園でよく遊んだな

妹といつも 殴り合い始めるから いつも回転まんじゅう やってたわ


回転まんじゅうとは子供をぐるぐるまわして

ぶん投げる姉さんの得意技である


あれだ お前らにチョッカイだす奴らも

全員回転まんじゅうにしてやったな

ははは


と高笑い


はい ありがとうございました


レッドどうしたの?い


あれ 姉さんの後ろからピンクが


いたの?


うん


ちょうどランチタイムだな


ねえピンクごはんどうするの?


んーー考えてないどうしようかな


ならさ 一緒に近所のスーパー行って買い物しない?

俺なんか作るわ


スーパーに到着 何食べる?

前に作ってくれた

エビチリ食べたい!

えーめんどい エビ高いし

じゃーさ同じケチャップ系でオムライスは?

あ 食べたいかも


今後の活動を話しあいながら帰宅


作るよ待っててね

オムライスにとりかかる の前に

カルピスのむ? うん私大好き と濃いめの

カルピスを飲んでもらっている間に オムライスを作る


まずは鶏肉

玉ねぎみじんにして

ケチャップ

黒くなるまでいためて これで甘くなる

ごはん 白ワイン バター 塩コショウで十分

本当は白コショウ大量に入れたいけど

最後はタマゴで巻くんじゃなく グジュグジュのタマゴをのせて

んで

出来上がり


お待たせ


うわー湯気 あったかそう 香りもいいね おいしそう


んで コレでしょうとタバスコ ピンクは何にでも

大量のタバスコをかける それタバスコしか食べてないんじゃと思うほど


ありがとうと20振りは いったな

僕はタバスコなしで 相変わらずおいしいオムライスを

さて完食 次回はピンク仕様のタバスコオムライス

試してみようかな


ピンクのオムライスはまだ半分以上残ってる

ピンクごめん先にパトロール行くわ

ゆっくり食べてて 何かあったら連絡する

じゃーな


さて一人パトロール


なぜかピザ屋バイクに乗ってると

小さい子供が手を振ってくれたり ジーッと見られたりする 戦隊モノの人と勘違いしてるのか

単に珍しいのか まあ ヒーローとしては

笑顔で手を振るけど

少しずつヒーローに近づいてるのかな


まあ 私自身の話しはどうでもいい

パトロールだ


いつものパトロール 今日は一人

こんにちはーこんにちはーこんにちはー


川沿いにおじいちゃんと多分小さい犬が

こんにちはー

ああ こんにちはー

その瞬間 キャンキャン バーシャン

ああこれ犬落ちたな

ヒーローなので町のことは知っている

この川は50メートル戻ればハシゴがあって6メートル下の

川にいける

まずポケットの財布やら放り投げて

はい 行きます 犬救出作戦発動

ハシゴに向かって走りながら パトレンジャー

に電話で緊急要請 近所の川集合!

よしハシゴだ 携帯を投げ捨てて 行きます

間に合え! もう犬は沈んだまま 姿が見えない

はやくしないと間に合わない 頼む

おじいちゃんは流石に遅れてる だが 僕は犬との触れ合いが皆無なので おじいちゃんが必要


おじいちゃんもっとはやく!

その言葉でなんかスーパーヒーローみたいな顔にぐんぐんとスピードをあげてくる

あと10メートルそこからは一段下に落ちるから

もう救えない間に合え!

まだ犬は見えないのだが


あ! みえた!

ギリで犬浮かんだよーーキャーーッチ

やったーー

もちろんずぶ濡れで血だらけで寒くて震えてる 上を見上げると

ピンクが見守っている

おーい ピンクータオル投げてとの 要求に

はいよーと即座にタオルがこっちに降ってくる

まじナイスコントロール!

それをキャーーッチ

犬をタオルでくるんで ハシゴを登る

おじいちゃん 犬 チー出てるんで このまま

病院行かない?


んーでもここから歩くとまあまあ遠いなー


考えろ 脳みそまわせ 俺


そこに見慣れない 白い車が

ん?

車から降りてきたのは 真っ白なブラック?

白なのか黒なのか まあどっちでもいい


ブラック最高の登場だぜ 病院までつれてってくれよ


あいよーと みんなで白い馬車に乗り込み

行くぜーとブラック ん? なんかこいつの運転こわいぞ と心の中で思いつつも 無事 病院に到着 診察の結果 特別問題ないとのこと


良かった


その後 おじいちゃんを家まで送り届けてーの

おじいちゃん お大事にと帰ろうとしたが

おじいちゃんが ちょっと待ってと なにかゴソゴソしてる

あーこれお礼にと 乾燥そば

んーこれは完全にお中元の残りものだな

でも気持ちが嬉しい ありがとう おじいちゃん


本当は少しだけ これ表彰とかされんじゃね

とか思った自分が恥ずかしい

まあ 何日経っても 表彰とかないから そう思ったんだが

まあ 表彰状より ソバの方がなんか嬉しい


ん? どういう思考回路だ?


その後 パトレーバーは卒業に向けて徐々に

活動が少なくなっていった

そして卒業


僕はそのまま1人でパトロールを継続

ピンクは介護系の学校

ブルーは数学か何か学ぶために大学へ

ブラックはなんとホストに

まあ ブラックらしい いいと思う


となり町で1人パトロール中に保育園をみつけた

園庭で遊ぶ子ども逹がなんか 愛おしくなった

しばらく眺めていると

保育士らしき女性が こちらに向かってくる

ヤバい 僕ヒーローなんで怪しい者ではないんです ごめんなさい

だんだん近づいてくる マジでやばい 怒られる

逃げるか 俺どうする?


ん? あの人なにか光ってる それも部分的じゃなく全身


こんにちは どうかされました?

と 満面の笑顔での職務質問

全身発光体

ちーん はい もう無理です 熱出てきた


いやー子供達が元気で楽しそうだなと

ついつい見入ってしまって


まあ あなたみたいな先生がいたら

そりゃそうなるだろうと 心の中で思いながら


すみません おじゃましました

立ち去る僕


それから度々 保育園に立ち寄る

子供達ではなく あの謎の発光体を見るために


誰か教えてください どうやったら あんな技使えるんですか?

俺も発光したいーー


それから 度々お話ししていくうちに

フェンスごしではなく フェンスの外でもお話しするように そしてフェンスの外の色々な場所に2人で行ったり


そして


ピンク久しぶり あのさー はなし

あ 話しがさー

うん 話しがさー

あー んー

多分 おれ 話がある!

あの

あのさー

まあ


というか


パトレンジャーを 解散しない?

あのさー

俺結婚するんだ


その瞬間 心の中で突風が吹いた

んで


ん? なんでこういう展開になるの?


ふざけんな小さい時からずっとお前の事ずっと待ってたのに 忠犬ハチコウよりも まってたぞ!

おい! 自分勝手な子猫みたいな そんな あんな こんな奴は 死ね!

と即座にハイキーック

はい 首に入りました はい ありがとうございます

多分倒れた 記憶がない 記憶なくなりながら

姉さんよりも強いなと そう心に刻んだ 19歳 桃さんのハイキック あ 桃はピンクの本名なんなんだけど


桃さんごめんなさいしますから

許してください

アレおごります なんだっけ?

あ ラムネ! 好きでしょう

ダメか

僕の意識はもう無理


どれぐらいの時間 記憶なく意識もなかったんだろう


ん? え? なに?


記憶が戻ったの? え! うそ? まじ? まだ? まだ? あー蹴られてるんじゃん うそ? まじ? まじですか? もう心の中でギブアップしていたんですけど


そこに キキーッと 青い自転車が んー あ!

ブルーだ! 助けに来たんだ

ブルーありがとう 優しいやつだ 今度何かおごる いや おごらせて下さい 神様 仏様

ブルーあいしてます


にゃん! ピンクちゃん こんにちは あのさーそんなんじゃ足りてないと思うよ もっとこう顔面踏みつけるとか そういういうのがいいと思うなー


ブルーそうだな 適切なアドバイスだと思う


えーーーーーーーーーダメダメダメダメ


ピンク様 耳をふさぎなさいませ

その者の声は聞いてはいけませぬよ


おう そうだな ブルーさんよー ピンクパワーで徹底的にやってやるよ! ヒャッアハー!


これがピンク様の必殺技の顔面潰しなのか 靴底が 靴底が ズームアップしてくる


おーい! ブルーちゃん ボク死ぬぞー たすけ


はい 死にました ちーん


おおー いい攻撃じゃん

じゃーピンクちゃんまたねー バイバイにゃん!


おーーい ぶりゅーー みごろしかー


数分間気絶していた気はする 目が覚めたが

体じゅうが痛い 帰らないと 横にならないと

そこからの記憶はない 気づくと ベッドの上


携帯がなる 発光体からだ

もしー何してる? ひま?

あー暇だけど 今は動ける状態では

え! なに急にどうしたの 病気?

なに 今どこ?

いやー いま家

ちょっと待ってて いますぐ行く!


また寝てたらしい 目を開けるととなりに発光体が


ああ ありがとう


ねえ大丈夫? なにがあったの? 全身ボコボコじゃん 殴り合いのケンカでもしたの?


いやーそんなんでもないけど そんな所かな


ちょっと誰なの? どこにいるの?

いやマジでぶん殴って ぶっ殺す

マジ許さない 土に穴掘って埋めてやる


いかん この人怒らせると どこまででも追いかけられて 殺される

この人は怒らせると 怖い 気をつけないといけないと思いながら


この人には こんな一面もあるんだと思いながら

まあ 嬉しいけどと 自問自答


んで どこにいるの? まーじーで ぶっ殺す


あのー隣の隣 幼なじみの女の子 だからもういいよ 姉ちゃんがいてその人も凶暴なの

だから もういいって 危ないから

もう全身痛いんだから もうほっといて

と思いながら 疲れで寝落ち


ピーンポーン

あーけいすけの妻です

お世話になってるみたいで ご挨拶に


ん? まだ結婚してないぞ


あーどうも 桃さんお世話になってます

コレ良かったら 美味しいんで

とらやの おもかげ という羊羹なんですけど

おもかげに引っかけて これからも

けいすけと仲良くしてください


あーあーどうも


と戸惑うピンク


ふざけんな!


はいここで顔面にパンチ入りました

いらっしゃいませ


はいピンク一発KOです


桃どうした?


姉が登場


姉逃げろ そいつはやばい 逃げてくれ


あんたウチの妹になにしてんの


あーあんたも どうざいじゃ


からの 2発目の 顔面


はい 死者2名


目が覚めた

目は覚めたが 知らない所でこんな災害が 怖い


もうあの子は 発光体でなく キングだな

パトレンジャー キング


再び眠りに落ちて起きたら 目の前に

伝説のキング様が


なんか薄っぺらい紙を持ってる


ん? なに


これにさー名前書いたら結婚できるんだって

書いて


はい


はい書きました 結婚したんですね

おめでとうございます


今ふと思う ヒーローってなに

今 キングと子供たちが 目の前で笑ってる

桃と桃ねいも コレってヒーローじゃね

コレがヒーローだよ

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