第111話 ダンジョン五重塔③
2021.8.7一部手直し実施しました。
流れに変化はありません。
スザは皆を犠牲にさせないため、強くなるために訓練を開始した。イチとは素手による格闘訓練を行い、基本的な動作、体の動かし方を学んでいった。ナギとは剣術訓練を通して剣や体の扱い方、連動性を学んだ。また2人との戦闘訓練で勘を養っていった。
訓練を開始して10日過ぎた頃、
獲得能力:土魔法、体術、気配感知、気配遮断、急所感知、格闘術、剣術、直感
と、3つ新たに能力を自ら獲得していた。
格闘術はイチとの訓練で、剣術はナギとの訓練で、直感は2人との戦いを通して得たものだ。スザは殴られ蹴られ投げられ、切られ突かれを繰り返し受けることで、どんどんと攻撃の気配というか殺気というか、次はここに来そうという感覚を得ていった。これが直感の能力だとわかった。
20日を過ぎてからは2人の攻撃は当たらなくなり、スザの攻撃は百発百中となっていた。最後の10日程度、スザは自ら目隠しをして2人と戦闘訓練をしていたほどだ。
この30日の間に、イの国化部隊であるユウ、マイ、ナナミ、ミサ、トラが砂浜の村、島の村までイの国化していた。
もうすぐトシさんとヒカルの鍛冶職人2人が来るらしい。イチ様に装備が古臭いと言われたイズが、頭に来たのでトシさんとヒカルを呼び寄せたとのことだ。イチ様の技を教えてもらえればトシさんの力は更に上がるだろう。イの国にとって良いことだ。
この間に新年を迎えていたため、スザ、クシナ、ミナミは1つ歳をとっていた。
カナヤマの町では誕生日で歳をとる制度らしいので、ナギの年齢は変わらない。イの塔の街では孤児が多かったため、新年で一つ歳をとる数え年制度にしていた。スザは16歳、クシナは18歳、ミナミは14歳になっていた。ミナミが小さい声で、これで結婚できますぅ♡と言っていたのが聞こえ、スザは少し、ほんの少しだけ怖くなった。
スザの前に新たな装備が置かれている。剣、小盾、鎧、マントの4つ。剣にはアヤメの、盾にはセイラの、鎧にはユリの、マントにはレイの魔石が使われていた。
「なぜ剣も小盾も鎧もマントも黒色なのですか?」
受け取った時、スザはイチに質問していた。イチは首をひねる。
「それがわからないのよ。すべてが魔石を付けた瞬間に黒色になったのよねぇ」
「まあ、いいじゃない。スザがイズ様からもらった暗殺者装備も黒だったし」
クシナの言葉に、それもそうかとスザは頷いた。
これからキドウマルと戦うにあたり、能力検証と設定をしました。
固定職業:国王 選択可能職業数:2(選択1:英雄(魔術師+2) 選択2:死神(剣士+2))
等級:38⇒49 補正:80+30(英雄(魔術師))、死神(剣士)
等級が上がり、魔力が100になってやっと魔術師をとれました。魔力と知力が両方とも100以上ないと魔術師にはなれませんでした。魔術師の熟練度は上がりましたが、まだ魔術師になって等級は上がってません。この1か月はずっと死神は暗殺者から剣士に変えてがんばりました。等級が2上がり、剣士の熟練度も上がりました。
力:98(208) 生命力:104(214) 気力:116(226) 魔力:100(210) 知能:167(278) 体力:120(230) 技巧:177(287) 均整:170(280) 機敏:167(277) 徳:121(231) 運:176(286) (数字)は補正後
選択可能能力:8/10 雷魔法、不意打ちで即死、投擲、水魔法、構造把握、氷魔法、火魔法、風魔法
常時発動能力:7/7 冷静、鑑定、魔力増加、使用魔力減少、回復量上昇、体力増加、魔法威力増大
等級が上がったため、常時発動が5⇒7へと上がりました。2つ選択可能能力からこちらへ移動させ、選択可能能力は空きとしました。戦いの最中に不足があったら追加する予定です。
獲得能力:土魔法、体術、気配感知、気配遮断、急所感知、格闘術、剣術、直感
配下:25/60 補正:1,055 付与補正:17(技巧)×信頼心酔度×10
等級が上がったため、最大配下数が+10されました。
配下1:ユウ(騎士) 補正:8(力)×5 信頼心酔度:5/10
配下2:クシナ(魔術師) 補正:20(魔力)×6 信頼心酔度:6/10
配下3:ナギ(剣士) 補正:25(技巧)×5 信頼心酔度:5/10
配下4:マイ(魔法使い) 補正:16(魔力)×4 信頼心酔度:4/10
配下5:サユリ(長官(町)) 補正:17(知能)×3 信頼心酔度:3/10
配下6:ノブ(長官(街)) 補正:16(知能)×3 信頼心酔度:3/10
配下7:ミナミ(回復士) 補正:16(魔力)×6 信頼心酔度:6/10
配下8:タケル(剣士) 補正:14(力)×4 信頼心酔度:4/10
配下9:トシ(鍛冶師) 補正:12(技巧)×3 信頼心酔度:3/10
配下10:ヒカル(鍛冶師) 補正:12(知能)×3 信頼心酔度:3/10
配下11:タロウ(長官(村)) 補正:11(徳)×3 信頼心酔度:3/10
配下12:カイ(漁師) 補正:8(力)×2 信頼心酔度:2/10
配下13:ハジメ(長官(村)) 補正:13(力)×3 信頼心酔度:3/10
配下14:マサ(剣士) 補正:11(力)×1 信頼心酔度:1/10
配下15:テツ(剣士) 補正:10(技巧)×1 信頼心酔度:1/10
配下16:ナナミ(魔法使い) 補正:9(魔力)×4 信頼心酔度:4/10
配下17:アスカ(魔法使い) 補正:7(魔力)×2 信頼心酔度:2/10
配下18:ミサ(魔法使い) 補正:8(知能)×4 信頼心酔度:4/10
配下19:トラ(剣士) 補正:6(力)×5 信頼心酔度:5/10
配下20:マリカ(魔法使い) 補正:7(魔力)×5 信頼心酔度:5/10
配下21:マスオ(長官(村)) 補正:8(徳)×2 信頼心酔度:2/10
配下22:ハル(剣士) 補正:8(力)×3 信頼心酔度:3/10
配下23:キク(長官(村)) 補正:8(徳)×2 信頼心酔度:2/10
配下24:セン(長官(村)) 補正:9(徳)×3 信頼心酔度:3/10
配下25:タカ(剣士) 補正:11(力)×4 信頼心酔度:4/10
また補正値がとんでもないところまできました。
自分の能力値が補正値の1割~2割弱とは・・・ブック万歳!これに数値として見えない国王補正もあるのです。すごいです。