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山奥の喫茶店  作者: イエロースリープ
2/5

喫茶店の入り口で

ジョニーとエドワードが着いた1時間後に、ジョシュたちが着いた。

ジョニーは入り口前で酒を飲み、エドワードは自分らと同じくらいの年齢の女性と話していた。

ジョシュは驚いた。

彼が誘った人物は、アダムとジョニーとエドワードと、途中で連れてきたベティーだ。

もうひとりの女性は何者なのか、エドワードに聴いた。


「エドワード。まさか、彼女を連れてきたなんて言わないよな。もし彼女だとしたら、心霊スポットに連れてくな。俺が連れてきたベティーという初めて会う女性は、俺らと同じ理由だから連れてきた。お前の隣にいる女性は何が目的だ。」


エドワードは、アダムほど女好きではないどころか、彼はゲイだ。

ジョシュにとっての驚きは、彼が”彼女“を作ったかもしれないことと、自分と同じように、女性を連れてきたことのふたつが混ざっていた。

エドワードは、鼻から笑ってこう言った。


「この人はニーナ。君たちより先に喫茶店の中に入ったら、すでにこの人がいてね。

どうやらここの喫茶店は経営されているらしい。ニーナのおばあさまがやってるらしいけど、おばあさまは体調不良だから、今日はニーナがやってるだとか。」


どのような恐怖が待ち構えているかと期待していたジョシュも、さすがにそのことを聞いてガッカリした。

ジョニーは入り口前で飲んでいた酒を全て飲み切ったが、彼は酒に強いため、しっかりしていた。

彼は、ジョシュの車の中で寝ているアダムを見てつぶやいた。


「おい。なぜあのバカを連れてきた。しかも女もいる。」


一番のしっかり者のジョニーは、女好きのアダムを嫌っていた。

そのあと、ジョニーは助手席側のドアを開けて、アダムのにおいをかいだ。

すると、ジョニーは険しい顔をして、すぐにアダムから離れた。

どうやら彼は、アダムのにおいから、あることが予測できたそうだ。

ジョニーは皆に、『離れろ』と言って離れさせたあと、熟睡しているアダムを起こし、助手席から引きずり下ろした。

そしてジョニーはアダムに怒った。


「お前、またドラッグをやったな。ニオイでわかるぞ。」


ジョニーは、アダムの服に付いている薬物のニオイに気づき、

酒を飲んで緊張を和らげているのにもかかわらず、すぐに気分を悪くした。

これから古い喫茶店に入るというのに、アダムが車内でこっそり薬物を使用していたことが原因で、

最悪な雰囲気になった。

引きずりだされたアダムは、目の前に大っ嫌いなジョニーがいることに機嫌を損ね、

一切しゃべらなかった。

最悪な雰囲気になっているとき、ニーナは気まずそうな感じは全く無い感じで言った。


「とりあえず、料理をふるまうから中に入って。」


しかし、ジョニーはその言葉が耳に入れることすらなく、周りにこう言った。


「こいつはこの前、俺の女を取ったんだ。俺の女ということを知らずに。だけど、

俺の女だったっていうことを知ったとたん、すぐに別れた。どういうことかわかるか。

こいつは弱い者にしか手を出さない。」


最近、自分の彼女をアダムにとられたジョニーは、この機会を借りて怒りを爆発した。

酒を飲んでいるのでなおさらだ。

アダムが車内で薬物を使用したことと、彼の女を奪ったの原因で、より最悪な雰囲気になった。

しかし、場の空気を理解したのか、怒りはすぐに収まり、一番目に喫茶店の中に入った。

ベティーとニーナも続けて喫茶店の中に入った。

ジョニーが中に入った瞬間、一切しゃべらなかったアダムが喋りだした。


「だって、あの女が付き合ってないって言うんだから仕方ねえだろ。」


アダムは、ジョニーに直接言うのが怖かったのだろうか。

彼は、しばらくして周りの目を見て、何事もなかったかのように喫茶店の中に入った。

そのあと、エドワードがジョシュにこう言った。


「アダムは、ジョニーにボロクソ言われているけど、ジョニーは頭が良いくせに喧嘩好きで女にうるさい。女がいると人間の本性が出るもんだ。気にするな。」


そう言って、エドワードは喫茶店の中に入った。

最後に残ったジョシュは、車の中に置いたままのカメラと、もし何かが起きたときのために持ってきた拳銃をジャケットの中に隠した後、喫茶店の中に入った。




喫茶店の中には、ジョシュ、アダム、ジョニー、エドワード、ベティー、ニーナの六人。

彼らは、ニーナの手料理を食べることにした。




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