表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

第1話

俺の好きな作家さんは、俺の憧れだ!

【俺の好きな作家さん。】


俺は、今日の午後に友達と図書館に行く予定です。受験生なので、勉強をしなければならないのです。

なーんてね。こんなにかしこまった言い方は嫌いだし、図書館に行くって言ったって、好きな作家さんの本を読みに行くだけ。友達は連れていかないし、受験生ではあるけれど、そこまで、勉強をしなければならないほど頭は悪くない。

俺は、作家さんの影響から、小説を書くようになった。ほんの一年前からだ。俺は今中三だから、一年前と言うと中二の春くらいか。そんな、短い間で書いた物語を小説といっていいのか分からないけど、一応小説だ。

小説で、主人公を紹介するとき、流れの中で紹介していくか、最初の方であらかた紹介するか。ここで、毎度迷う。流れで紹介していくと、そこを読むまでに飽きてしまうのではないか。逆に、最初の方であらかた紹介すると、途中まで読んだところで、誰だっけ?と言うふうになりかねない。どっちにすれば良いのか。そこが、今までの考え所だった。

もう今は悩んでいないと言うのが、現状だ。流れでやるのが、俺の書き方にはぴったりだった。語彙力なくて、うまく説明できないところもあったけど、それでも、その少なさで、どうにか補うことにした。

冒頭に戻るが、これからさっそく、作家さんの本を読む。ファンタジー感溢れるアクション系の物語だ。主人公は最強。とありふれたものじゃなく、普通。平凡な主人公が、最強相手に勝つ。と言う話だ。俺もそんな話に憧れる。書いてみたい。でも、最強相手に勝ってしまったら、最強なんじゃないかとも思う。が、そこはどうでも良い!内容が面白いのだから!

「討魔ー?勉強は?」

「かぁーさん、俺やっぱり小説書きたい!」

「だから無理だって。そんなのかける人一握りなんだよ?良いから、勉強!!」

いつもこうだ。俺のことは否定して押し潰す。それが、俺のことを思ってのことなのかは分からない。でも、俺は俺がやりたいことをやるんだ‼自分の意思を貫き通してやる!あ、そんなことどうでも良い。図書館行かないと。

次回、 第1話続 【知らない図書館にいた。】

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ