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第90話 尋問1日目終了

前回のあらすじ

昼食を王女様と食べる

第四師団第三大隊隊長を尋問

判決が決まる

「さて次の人を呼んで来て下さい」

 第四師団第三大隊隊長だいよんしだんだいさんだいたいたいちょうが退室してから少し休憩を取った後、王女様がベルを鳴らして騎士を呼びその騎士に次の容疑者を連れて来るように命じた。それを聞き騎士は次の容疑者を連れてきた。


「ふぅ、流石に疲れますね。今日のところはこの位にして続きは明日にしたいのですが」

「ええ、俺も疲れましたしそれで構いませんよ」

 王女様は俺がそう答えるとホッとした様子で肩の力を抜いた。

 あれから日が暮れるまで尋問を繰り返し最終的に一日で30人ほどの罪人を裁き、最後の方は魔道具で判定し淡々と罪人の嘘を暴いて裁くだけの機械のようになっていた。

「それは良かったです。では続きは明日にするという事で。本日はお付き合い頂きありがとうございました。夕食の準備が整い次第お呼びしますのでお部屋でお寛ぎください」

 王女様はそう言い残しメイドに連れられて部屋を出て行った。その後俺もメイドに貸し与えられた部屋まで連れていかれた。


 部屋の中に入り寛いでいると直ぐにメルリアさんが食事の準備が出来たと伝えにやって来た。俺が部屋を出ると姫姉たちがメルリアさんと一緒に待っていた。

 俺は待っていた皆に「すいません、お待たせしました」と言うとみんな待ってないと返してくれた。

 

 それからメルリアさんに連れられ俺たちが食堂に着くとウォレンさんやウィンダムさんなど王女様以外の皆がすでに座って待っていた。

 俺たちはウォレンさん達に挨拶をしてから席に座るとタイミングよく王女様が食堂に入って来た。王女様は皆に軽く挨拶をしてから着席し、王女様が座ったタイミングでメイドたちが料理を運んできた。

 今晩の料理は白身魚のムニエルのような物とオニオンスープ、それにレタスとスクランブルエッグが挟まれたロールパンがそれぞれの目の前に置かれた。

 一日フルで行っていた尋問で精神的に消耗していた俺はオニオンスープを一口飲み、体を温めつつ心身の緊張を解いた。そしてメインの白身魚のムニエルは心身ともに疲れていた俺を労うかのようなさっぱりとしたレモンソースで精神的な疲れが少しだけだが取れた。

 疲れた体でも食べられる料理に舌鼓したづつみを打ち、出された料理を全て平らげた頃には精神的な疲れはだいぶマシになっていた。


 それから全員が料理を食べ終えたところで王女様が最初に食堂を出て次にウォレンさん達が出て行き、最後に俺たちが食堂を後にした。

 食堂を出て自分たちの部屋にそれぞれ戻った後、俺は疲れを取るためにゆっくりお風呂に入って体を温めてからベッドにダイブし直ぐに眠りについた。


 翌朝、ぐっすりと寝たおかげか昨日の疲れは何処か彼方に行き朝の鐘が鳴る前にスッキリと起きることが出来た。

 朝早くに起きた俺は少し体を動かそうと思い部屋の窓から見える庭までやって来た。庭には誰も居らず暖かな日差しと少しだけヒヤッとする爽やかな風が吹いていた。

 俺はまずウォーミングアップとしてストレッチなどをしてから、無限収納アイテムボックスの中から木刀を取り出して素振りをした。それが終わり無限収納アイテムボックスから的代わりの丸太を取り出して投擲の練習として色んな形のナイフやその場にあった小石などを投げ、最後に弓矢の練習をしていい汗を掻いた後、使った道具を無限収納アイテムボックスに片付けて部屋に戻った。

 部屋に戻った俺は掻いた汗を流すためにお風呂に入りさっぱりとした後まだ少し時間があったので見ないようにしていたステータスを確認することにした。



名前 ユーマ ナギタキ

性別 男

年齢 15

種族 人族

職業 

ファーストジョブ 異世界の学生Lv.42 4up

セカンドジョブ 無職Lv.30 3up

サードジョブ 戦士Lv.15 6up

フォースジョブ 剣士Lv.15 6up

レベル 64 6up


HP 370/370 60up

MP 335/335 60up


STR(筋力) 112 12up

DEF(防御力) 117 12up

AGI(素早さ) 122 12up

DEX(器用さ) 147+35 12up

INT(賢さ) 122 12up

LUK(運) 40+60


スキル スキルポイント 45 10up

ユニークスキル

言語翻訳、成長促進、無限収納(アイテムボックス)、スティール、透視、念話、スキルポイント再振り分け、形状変化、武器スキル結合


戦闘系スキル

体術Lv.8 1up、剣術Lv.8 1up、槍術Lv.5、棒術Lv.5、弓術Lv.5 1up、☆投擲Lv.2


耐性系スキル

痛覚耐性Lv.4 1up、麻痺耐性Lv.3、毒耐性Lv.3、混乱耐性Lv.3、睡眠耐性Lv.3


魔法系スキル


補助系スキル

鑑定Lv.Max、算術Lv.6、気配察知Lv.5、幸運Lv.Max、豪運Lv.Max、器用さLv.7


生産系スキル

料理Lv.4、裁縫Lv.2


称号

異世界人(ボーナススキル、鑑定Lv.Max、言語翻訳) 


加護

八百万の一角の加護(ボーナススキル、成長促進、無限収納(アイテムボックス))


職業ボーナス

アルバイト(ジョブ枠が一つ増える)x3

就職(ジョブ変更が可能になる)

ボーナススキルポイント5x6



職業 

ファーストジョブ 異世界の学生Lv.42

セカンドジョブ 無職Lv.30

サードジョブ 剣士Lv.15

フォースジョブ 戦士Lv.15

変更可能職業一覧

異世界の学生Lv.42、無職Lv.30、見習い剣士Lv.Max、見習い槍士Lv.Max、見習い弓士Lv.Max、見習い戦士Lv.Max、剣士Lv.15、槍士Lv.1、弓士Lv.1、戦士Lv.15



 やっぱりこっちに再び来てから強い魔物と戦って無かったからレベルの上りが小さい。そのかわりスキルのレベルが幾つか上がってるのは良かった。

 そんな事をステータスを見ながら考えているとメルリアさんが朝食の時間だと伝えに来た。俺はステータス画面を閉じ部屋を出て姫姉たちと一緒にメルリアさんに食堂まで案内されて昨日と同じように王女様たちと食事をした。

 朝食を終えた後は王女様に昨日の続きをするので後程尋問室に来て欲しいと言われ俺はそれを了承し、一旦部屋に戻ってから迎えのメイドが来るのを待った。

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