第263話 家具を買う
テーブルと椅子の売り場に案内された俺たちはサンプルとして並べられたテーブルと椅子を一つ一つ眺めていき、この場にある全てのテーブルと椅子を見てから俺と姫姉と少女でどれが気に入ったか意見を出し合い最終的にダイニングに置くテーブルと椅子は姫姉が選んだオーソドックスなタイプの長机と椅子に決まった。
そのあと個人の部屋に置く机と椅子をそれぞれ選び、そのままベッド売り場に移動した。
ベッド売り場にはシングルサイズのベッドから天蓋付きのキングサイズのベッドまで豊富に揃えられていた。
俺たちは個室のサイズに合う中で一番寝心地が良さそうなダブルベッドを選んだ。
この店では敷布団と掛け布団も売っているらしくついでにそれらも見せて貰いまとめて買う事にした。
思ったよりも早く家具を選び終わり会計をしようとするとメルリアさんが割って入って来て「ここはユーマ様方に割り当てられた予算からお支払いしますので請求書をお願いします」と言って請求書を貰っていた。
それから店主さんは「家具は二週間で仕上げ、王城にお届けします」と胸を張りながら言い、俺たちは家具屋を後にした。
テーブルと椅子とベッドを買った俺たちは次にキッチンで必要になる物を買いにフェルムド商会の商店街にやって来た。
先ずはキッチンに欠かせないコンロを見に行った。
前回買った魔導コンロは持ち運びが出来る簡易タイプの物だったが今回は据え置きで良いので俺たちはちゃんとした魔導コンロ売り場にやって来た。
ここには一口から三口までの魔導コンロがあり更に火力の強さの上限が高い物まで置いてあった。
俺は特にこだわりが無かったのでここは姫姉のチョイスに任せ、姫姉は三口の火力の上限が一番高い魔導コンロを選んでいた。
魔導コンロを選び終えた俺たちは次にキッチンには欠かせないシンクを選びにいった。
事前にシンクのサイズは測って置いたのでそれに合うサイズの中から姫姉が一番使いやすい蛇口が魔導具になっていてお湯まで出せるそこそこ良いやつだった。
排水に関してはセーフハウスにそれ用の管があったのでそこに繋げれば問題無いと鑑定解析で調べがついている。
シンクも選び終えた俺たちは調理に使うフライパンや鍋に菜箸、レードル、トング、包丁、まな板に食器など必要な物を選んで買った。
ここで買った商品は全て俺の無限収納にしまって王城に帰った。




