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第26話 初心者ダンジョン『シアの迷宮』探索六階層、七階層

前回のあらすじ

五階層まで進み一度ダンジョンから出てきた。

 今日は少し太陽に雲がかかっているが雨が降るほどではないだろう。

 そんなことを考えつつも俺はベッドから出て着替えを済ませる。それからいつものように俺のベッドに潜り込んできている姫姉を起こし、食堂に向かう。

 食堂に入ればメルさんと朝の挨拶と朝食のメニューについて会話を交わし、席について慎夜達と一緒に朝食をとる。

 俺たちが朝食を済ませたころにお姫様がやって来た。

「おはようございます。本日は昨日ダンジョンで手に入れた魔石などを冒険者ギルドにて換金しに行きましょう」

 俺たちはそんな事を言うお姫様に連れられて冒険者ギルドにやって来た。

 冒険者ギルドに入るとまだ朝なだけあって結構人がいた。俺たちは人が集まっているクエストカウンターではなく、ドロップ品などを扱う換金専用カウンターにやって来た。

「い、いらしゃいませ、本日は何をお持ちになりましたか」

 お姫様に気付いたのだろう。ギルド職員が一瞬言葉が詰まりながらも冷静に対応してくれた。

「昨日ダンジョンにてドロップした魔石などを買い取ってほしいのですが」

 俺はギルド職員さんに同情しながらも買取をしてほしいとその旨を伝える。

「はい大丈夫ですよ、では商品の方をお見せ下さい」

 そう言われ俺は無限収納アイテムボックスの中に入っている魔石とドロップ品の数々を出していった。ついでにこの前出すのを忘れてほったらかしにしていて無限収納アイテムボックスの肥やしになっていたゴブリンキングたちの魔石も出していった。

「では調べるのでお待ちください」

 ギルド職員さんは少し引きながらそう言うと出された魔石を一つずつ何かの機械っぽい物に通していく。魔石の鑑定が終わると次はドロップした毛皮などを一つずつモノクルを掛けて見ていった。数分後すべての鑑定が終わったらしくギルド職員さんが声をかけてきた。

「すべての品の鑑定が終わりました。魔石は最下級の魔石1個10シアで235個で合計2350シア、下級の魔石1個で20シアで65個なので1300シア、中級下の魔石が1個50シアで25個なので1250シア、中級の魔石が1個100シアで19個なので1900シア、ゴブリンキングの魔石は上級以上ですのでサイズと保有魔力量を加味して5万シアになります。ドロップ品はハイビッグラットの毛皮が20シア、一角大鼠の角が30シア、ビッグスライムの粘液は20シア、ゴブリンソードは100シア、シェルタートルの甲羅は1000シアで買い取りさせて貰います。合計金額は、57970シアになります」

 そこそこな金額になったな。

「じゃあそれでお願いします。あと報酬は全員で均等割りでお願いします。余りはメルさんのに入れといてください」

 俺が代表してそう言い後半の部分はギルド職員さんにだけ聞こえる声で話した。

 そうしてギルド職員さんは俺たちからギルドカードを受け取りギルドカードの中に入金してくれた。

 余談だがお姫様もギルドカードをなぜか持っていた。

「はい入金しておきました。またのご利用お待ちしております」

 俺たちはギルド職員さんに別れを告げダンジョンへと向かった。

「それでは昨日の続きから行きましょうか」

 お姫様がそう言い誰も特に反対することも無いのでそのままシアの迷宮第六階層へとやって来た。

「この六階層ではビッグラット、スライム、メイズゴブリン、メイズバッドのほかにホーンラビットが出てきます。ホーンラビットは突進しかしてきませんが角にはお気を付けください」

 メルさんの解説に耳を貸しつつ俺たちはダンジョンを進んでいった。途中ホーンラビットやスライムなどに出くわしたがお姫様が一撃のもとに倒してしまい俺たちが戦うことは無かった。また石ころ作戦をする羽目になった。

 そうこうしているうちにフロアマスターの部屋の前まで来た。

「この階層のフロアマスターはヘッジホッグホーンラビットです。全身を硬い針で覆われたホーンラビットです。剣などは通りにくいです」

 完全にお姫様向きの魔物らしいな。俺たちの攻撃手段は殆ど斬撃だし。

 そんなことを思いながら俺たちはフロアマスターの部屋に入って行く。全員が入り扉が閉まると部屋の中央にヘッジホッグホーンラビットが現れた。

 俺たちは現れたヘッジホッグホーンラビットに出来る限り石を投げつけた。石ころを6個ほど投げ終わる頃にお姫様の魔法が完成して哀れにもヘッジホッグホーンラビットは消し炭にされてしまった。

 後に残ったのはピンポン玉サイズの魔石と葉っぱに包まれた兎の肉だった。

 なぜ葉っぱがついているのかは気にしたら負けな気がしたので気付かないふりで兎の肉を無限収納アイテムボックスに仕舞った。

 それから転移水晶をアクティベートし俺たちは七階層に降りていった。

 七階層では六階層に出るモンスターのほかにスロータートルが出てきた。こいつもある程度魔法を受け付けないみたいだったがあまりにも動きが遅いため普通に倒してしまった。

 それから十数分ほどダンジョンを歩きモンスターを一方的に屠って、フロアマスターの部屋の前までやって来た。

「七階層のフロアマスターはパラライズスパイダーです。噛まれると徐々に体が痺れて動けなくなります。ですが十分もすれば痺れは取れます」

 そんなことを聞きながら俺たちはフロアマスターの部屋に入って行った。ここも他と同じように全員が入ると扉が閉まり部屋の中央にフロアマスターが現れる。

 今回も俺たちは石ころを投げることに専念し、とどめをお姫様に譲った。

 フロアマスターはお姫様の放った炎で焼かれ後には魔石と糸が残った。

 俺はそれを回収しながらそろそろレベルでも上がったかなとステータスを開いてみた。


名前 ユーマ ナギタキ

性別 男

年齢 15

種族 人族

職業 

ファーストジョブ 異世界の学生Lv.31 1up

セカンドジョブ 無職Lv.19 4up

サードジョブ 見習い弓士Lv.Max 6up

レベル 31 1up


HP 175/175 10up

MP 170/170 10up


STR(筋力) 46 2up

DEF(防御力) 51 2up

AGI(素早さ) 56 2up

DEX(器用さ) 81+35 2up

INT(賢さ) 56 2up

LUK(運) 40+60


スキル スキルポイント35

ユニークスキル

言語翻訳、成長促進、無限収納アイテムボックス、スティール、透視、念話、スキルポイント再振り分け、形状変化、武器スキル結合


戦闘系スキル

体術Lv.7、剣術Lv.7、槍術Lv.5、棒術Lv.5、弓術Lv.4 


耐性系スキル

痛覚耐性Lv.2 


魔法系スキル


補助系スキル

鑑定Lv.Max、算術Lv.6、気配察知Lv.4、幸運Lv.Max、豪運Lv.Max、器用さLv.7


生産系スキル

料理Lv.4、裁縫Lv.2


称号

異世界人(ボーナススキル、鑑定Lv.Max、言語翻訳) 


加護

八百万の一角の加護(ボーナススキル、成長促進、無限収納アイテムボックス)


職業ボーナス

アルバイト(ジョブ枠が一つ増える)

アルバイト(ジョブ枠が一つ増える)

就職(ジョブ変更が可能になる)

ボーナススキルポイント5

ボーナススキルポイント5

☆ボーナススキルポイント5


 何とか1レベルは上がっていたし、ジョブも見習い弓士がレベルマックスになっていた。

 見習い弓士はレベルマックスになったのでサードジョブは他のに変えるため、就職を使いジョブ変更を行い見習い戦士に変えた


職業 

ファーストジョブ 異世界の学生Lv.30

セカンドジョブ 無職Lv.15

サードジョブ 見習い戦士Lv.8

変更可能職業一覧

異世界の学生Lv.30、無職Lv.15、見習い剣士Lv.Max、見習い槍士Lv.Max、見習い弓士Lv.Max、見習い戦士Lv.8、剣士Lv.1、槍士Lv.1、New弓士Lv.1


 ジョブ変更をすまし俺たちは八階層に向かって階段を降りて行った。



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