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第240話 ストレス発散に訓練場

 昼食を終えた俺たちは頭脳労働で溜まったストレスを発散する為にメルリアさんに頼んで訓練場で身体を動かしに来ていた。


 今回はストレス発散にただ身体を動かすだけなので適当で頑丈な的を用意してひたすらに打ち稽古をする事になった。

「というわけで優くんいつもの」

 姫姉にそう言われて俺は無限収納アイテムボックスからミスリルの塊を取り出してスキル形状変化を使い人型に作り変えて人数分配置した。


 的が出来たら姫姉は無限収納アイテムボックスからミスリルの刀を取り出して早速人型をバラバラにしていた。

 俺も無限収納アイテムボックスから取り出したミスリルの刀でただ全力で型通りに人型に向かって振り下ろした。そして返す刃で斜め上に斬り上げて更にそこから横一文字に斬り、最後に斜めに斬り下げた。

 思ったよりも上手く斬れてミスリルの人型はゆっくりとその場で崩れた。

 失敗すると二連撃目以降で切断された所が吹っ飛んでいく事があるので今回は上手く行ったと俺はバラバラになった人型を直し、それを十回繰り返した所で休憩をする事にした。


 姫姉と少女も俺が休憩するタイミングで同じく休憩をとり始めた。

 姫姉は途中からどこまで薄く斬れるか試していたようで最後の方は紙一枚くらいに薄く斬っていた。

 少女の方は人型の目や首や心臓の位置目掛けてミスリルの杭を投げていたようで人型はそこだけ異様に凹んでいた。

 

 休憩を挟んで俺は今度は魔銃の練習を始め、姫姉は飛ぶ斬撃の練習を始め、少女は短剣の二刀流の練習をし始めた。


 今の魔銃デュアルガンドの手持ちの魔弾ではミスリルにダメージを与えることはやはり難しく少し後ろに動かす程度の威力しか出せない。

 ただ魔弾の連射は撃っていて爽快感を得られるのでストレス発散には丁度良かった。

 ただ唯一の欠点はMPの消費が早過ぎて五分もしないうちに尽きてしまう事だ。

 乱射をし終えた俺はマナポーションでMPを回復して今度は精密射撃を始めた。

 まずは五メートルくらい離れた位置から的に付けた印を狙い撃った。

 この程度の距離なら問題なく狙った所に当たり、俺はその倍の距離からも狙った。

 十メートルになると思ったよりも細かいブレが影響してくるようで少し外れるようになり、更に距離を開けると半分も当たらなくなってしまった。

 やっぱり魔銃デュアルガンドは牽制で使うべきだなと思いつつ最後は連射をしてMPを使い切り廃れる発散を終える事にした。


 

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