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第232話 白色は雪の中に隠れるにはもってこい

 早速俺は刻印魔弾アイスバレットに必要な素材が何か鑑定解析を使って調べてみることにした。

 その結果薬莢用にミスリルが少量と魔石に今回手に入れた氷結結晶を錬金術で合成する事で作れると鑑定解析の結果から分かった。

 これなら地上に帰ってからケアテミスさんに依頼すれば作って貰えそうだなと思いつつ俺たちは探索を再開した。


 最短距離を見つけるために辺りを見回していると他にも小さな雪山を見つけ透視盗撮で中まで確認をしていくとやはりというか魔物が潜んでいた。

 そして結構遠くの方にある他とは一回り以上大きな雪山の下に下へ続く階段が多数の魔物と共に見つける事が出来た。


 俺はその事を姫姉たちに伝え雪山に注意しながら先に進む事になった。

 一応どの程度雪山に近づくと敵が飛び出してくるのか気になったが不用意に近づいて白い狼が遠吠えで仲間を呼ぶ可能性を考えて危険を犯す事なく先に進む事にした。


 見えていれば避けるのは簡単で俺たちは雪山に潜んだ白い狼を避けて進み階段のある雪山までやって来た。

 雪山の中にいる白い狼たちは三メートルほど離れた俺たちにまだ気が付いていないのか伏せの状態で階段の周りを囲み待機していた。

 今回も前回と同じように俺が先に魔銃デュアルガンドで雪山を溶かしつつ先制攻撃を仕掛け、雪がある程度無くなったところで姫姉たちと共に近接戦闘で白い狼の残党を掃討することになった。

 今回も特に問題無く白い狼の群れを倒し終え、俺たちは次の階層へ進んだ。


 四十三階層に入った瞬間から俺たちは敵意を感じ直ぐに戦闘態勢を取ったが敵は襲って来ず、俺はどこから狙われているのか確認をする為に殺気の放たれてくる上空の方向に意識を集中した。


 スキル透視盗撮で観てみるとそこには白い鳥が俺たちの上空を旋回していた。

 俺はすかさず魔銃デュアルガンドを手に取り白い鳥に向かってエアバレットを放ったが魔法を感知しているのかはたまた空気の流れを呼んだのか、放たれたエアバレットを簡単に避けてしまった。

 それならと俺は避けられる事も考慮して三発エアバレットを放つと一発目は華麗に避け二発目も何とか避けたが三発目は羽根に掠らせる事に成功した。

 エアバレットを羽根に掠めた白い鳥は体勢を崩したまま落下して来て姫姉によって一刀両断にされてしまった。


 白い鳥の攻撃手段が何か把握できなかったが上を取られているのは戦闘で不利だなと思いつつ俺は次の階層に続く階段を透視盗撮で探し始めた。

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