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第228話 ガチャは仕組まれているかもしれない

 今回も外すことなくディーラーの投げた球は赤色の数字の所に止まった。

 俺のラック値ならそこそこ外す事も無いハズなので次のゲームも何も考えず直感に従って黒に黒色のチップを賭けた。

 直観に従ったおかげか今回も黒色の数字に球が止まり、俺のチップは増えた。

 ここまで俺しか賭けていなかったので俺は少女に賭けるように促した。


 少女は何処に賭けようか悩んでいる様子でディーラーが球を投げて球が数周したところで5、17、32、20、7、11に緑色のチップを1枚ずつ賭けた。

 ベットの締め切りの時間になり後は球がどこに止まるか眺めていると球は17に止まった。

 並んだ数字に賭けていたとはいえまさか当たるとは思っていなかった俺は驚き、少女は当たった事にホッとしていた。

 ディーラーは少女に緑色のチップを36枚渡して次のベットが始まった。


 今度のベットに俺は黒に黒色のチップを1枚賭け、ディーラーが球を投げてから少しして少女は27、00、1、13、36、24に緑色のチップを1枚ずつ賭けた。

 ベットが締め切られ球の行方を眺め、何度も枠の角で撥ねた球は最終的に黒色の10に止まった。

 一個横にずれていたら赤色の27で少女の勝ちだったが今回は読みが外れたらしい。

 それから俺は変わらず赤か黒にチップを賭け続け10回ゲームを終えたところで黒色チップが7枚増え、少女は6か所賭けで初めは外しもしたが最後の方は3回連続して当て続けて最終的に緑色のチップが144枚増えた。


 ただこの調子だと少女が最初に渡した一万シア分のチップを使い切るのにまだまだ時間が掛りそうなのでもうちょっとレートを上げて賭けてみないかと持ち掛けたが少女は泣きそうな顔になりながら勢いよく首を横に振って「無理です」と言ってきた。

 此処まで言われるとどうしようも無いと割り切り俺は少女にこのままルーレットか他のゲームに移動するか尋ねると少女は「ルーレットが一番勝率が高いからルーレットが良いです」と言ったのでこのままルーレットをすることになった。


 それからも俺は三回に二回くらいのペースで勝ち続け、少女も三回に一回ほどのペースで何とか勝ち続けて150回以上ルーレットをしたところで少女は俺から渡した初めの一万シア分のチップを使い終わった。

 最終的に少女は一万六千二百シア分のチップを儲けて俺は九万七千シア分儲けた。 

 儲けたチップを換金するために俺と少女は景品カウンターにやって来た。

 俺はそこで忘れずにVIPカードを提示して景品を見せて貰った。


ポーション系

低級回復ポーション 50シアチップ

中級回復ポーション 250シアチップ

上級回復ポーション 1250シアチップ


低級マナポーション 100シアチップ

中級マナポーション 500シアチップ

上級マナポーション 2500シアチップ


魔道具

着火棒 50シアチップ

ライト 100シアチップ

水製造機 1000シアチップ

冷風機 1500シアチップ


武器防具

ミスリルソード 100万シアチップ

ミスリルソード エンチャント(フレイム) 300万シアチップ

刻印魔弾ファイアバレット 10万シアチップ

刻印魔弾アクアバレット 10万シアチップ

刻印魔弾ストーンバレット 10万シアチップ

刻印魔弾エアバレット 10万シアチップ

刻印魔弾ホーリーバレット 20万シアチップ

刻印魔弾ダークバレット 20万シアチップ

魔銃タイプリボルバー 100万シアチップ

ミスリルヘルム 250万シアチップ

ミスリルメイル 1000万シアチップ

ミスリルガントレット 350万シアチップ

ミスリルグリーブ 400万シアチップ

ミスリルシールド 300万シアチップ


 前見た時と変わらずミスリルの装備はナイフを除き売れ残っているどころか盾とエンチャント付きの剣が増えており、あとは魔道具の冷風機が増えて氷製造機が無くなっていた。

 俺的には欲しいと思えるものが何一つ無く少女にもどうするか尋ねるが少女は俺から貰ったチップだから俺に所有権があると言って全部渡そうとしてきたが俺はそれを断固拒否して景品カウンターに行って少女のギルドカードをスティールで奪い盗り問答無用で預け入れて返した。

 俺は一応気になっていたガチャがあるエリアに来て景品のラインナップを確認した。

 

金色、特等オリハルコンの剣

銀色、一等鑑定のモノクル

銅色、二等ミスリルソード エンチャント(サンダー)

黄色、三等雷鳥のブーツ

赤色、四等早着替えのペンダント

青色、五等中級マナポーション

黒色、六等低級マナポーション

白色、外れ低級回復ポーション


 少しだけ景品が変わっていたので俺は試しに千シアチップを兎人族バニーさんに渡してガチャを回した。

 やはりというか10個はハズレの白色で1個だけ当たったがそれがまたまた赤色だった。

 最早呪われてるとしか思えないダブり方に俺は苦笑いを浮かべながら兎人族バニーさんから渡された早着替えのペンダントを受け取った。

 早着替えのペンダントは無限収納アイテムボックスに仕舞ってもう一度ガチャを回すか悩んだがなんとなくまた早着替えのペンダントが当たりそうな気配がしたので回すのはやめてケアテミスさんの館に戻ることにした。

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