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第103話 下っ端の尋問が終わりを告げる

前回のあらすじ

下っ端の尋問が続く

昼食ぐらいしか休憩時間が取れない

尋問だけで一日が終わる

 睡魔すいまに襲われるまま眠りについた俺は窓から差し込む太陽の光によって気持ちよく目覚めた。

 俺は窓から差し込む光の角度からメルリアさんが呼びに来るまでにはまだ時間があるなと思い、着替えをしてメルリアさんが来るまでの間ステータスを見ながら待つことにした。



名前 ユーマ ナギタキ

性別 男

年齢 15

種族 人族

職業 

ファーストジョブ 異世界の学生Lv.42

セカンドジョブ 無職Lv.30

サードジョブ 戦士Lv.15

フォースジョブ 剣士Lv.15

レベル 64


HP 370/370

MP 335/335


STR(筋力) 112

DEF(防御力) 117

AGI(素早さ) 122

DEX(器用さ) 147+35

INT(賢さ) 122

LUK(運) 40+60


スキル スキルポイント 45

ユニークスキル

言語翻訳、成長促進、無限収納(アイテムボックス)、スティール、透視、念話、スキルポイント再振り分け、形状変化、武器スキル結合


戦闘系スキル

体術Lv.8 、剣術Lv.8 、槍術Lv.5、棒術Lv.5、弓術Lv.5 、投擲Lv.2


耐性系スキル

痛覚耐性Lv.4、麻痺耐性Lv.3、毒耐性Lv.3、混乱耐性Lv.3、睡眠耐性Lv.4 1up


魔法系スキル


補助系スキル

鑑定Lv.Max、算術Lv.6、気配察知Lv.5、幸運Lv.Max、豪運Lv.Max、器用さLv.7


生産系スキル

料理Lv.4、裁縫Lv.2


称号

異世界人(ボーナススキル、鑑定Lv.Max、言語翻訳) 


加護

八百万の一角の加護(ボーナススキル、成長促進、無限収納(アイテムボックス))


職業ボーナス

アルバイト(ジョブ枠が一つ増える)x3

就職(ジョブ変更が可能になる)

ボーナススキルポイント5x6



職業 

ファーストジョブ 異世界の学生Lv.42

セカンドジョブ 無職Lv.30

サードジョブ 剣士Lv.15

フォースジョブ 戦士Lv.15

変更可能職業一覧

異世界の学生Lv.42、無職Lv.30、見習い剣士Lv.Max、見習い槍士Lv.Max、見習い弓士Lv.Max、見習い戦士Lv.Max、剣士Lv.15、槍士Lv.1、弓士Lv.1、戦士Lv.15



 ステータスを確認するとレベルなどはやはり上がっていなかったが、何故か睡眠耐性だけが上がっていた。

 もしかしたら昨日寝坊をしてしまったのが原因でレベルが上がったのかもしれない。まだスキルについては謎なところが多い。

 そんな事を考えていると部屋の扉をノックする音が聞こえ、メルリアさんが朝食の時間だと伝えて来た。

 俺は部屋を出てメルリアさんに「おはようございます」と朝の挨拶をした後、姫姉たちにも挨拶をしてから食堂に向かった。


 今日もいつもと変わらず王女様たちと食堂で朝食を食べ、一度部屋に戻り再び迎えに来たメルリアさんの案内で尋問に使う部屋まで移動した。

 俺は部屋に入り先に来ていた王女様とウォレンさんに会釈えしゃくをしつつもはや定位置となった席に座った。俺が座ったのを確認してから王女様が話しかけて来た。

「本日もよろしくお願いしますユーマ様。今のところユーマ様が提案された方法で問題なく罪に対する罰を判断できていますので本日もこの方法で尋問を行いたいと思います」

「分かりました。まぁ、そのうち何か問題が起きると思いますが、その都度改良をほどこせばいいですし。むしろそっちの方が健全な尋問が出来るでしょうし」

「そうじゃな、どんな方法でも絶対はあり得ないしのぅ。まぁその時は儂も知恵を貸してやるゆえ、今は目の前の事に集中せぇ」

 今後健全な裁判を行うためにも改良は必須だと結論が出たところで、王女様は騎士に罪人たちを連れて来るように命じた。


 それから行われた午前中の尋問では罪人たちも後悔こうかいしているのか途切れ途切れではあるが嘘偽りなくウォレンさんの質問に答えており、その結果五組の罪人たちを裁くことが出来た。

 その後一旦昼食を食べて休憩を挟んでから尋問を再開し、午後に尋問した者たちも魔道具で嘘はバレると分かっているのか皆正直に質問に答えた。

 陽が落ちたところでそれを区切りとして今日の尋問が終わり、最終的に今日一日で二十八組、合計84人の罪人たちに王女様が罰を言い渡した。

 その後はいつも通り食堂で王女様たちと夕食を食べ、部屋に戻って汗を流しベッドに入って座ってばかりの一日がやっと終わった。


 次の日も朝から尋問を行い、午後の尋問は陽が落ちる前に王女様が終わりを告げた。

 俺がいつもよりも早く尋問が終わった事を疑問に思っているとウォレンさんが話しかけて来た。

「今ので下っ端連中と協力者共の尋問は終わりじゃよ。残っておるのは元第四師団団長だいよんしだんだんちょうやガネトリー・ダイカーンなどの大物じゃ。このまま続けてやるにはちと面倒じゃからな、奴らの尋問は明日からじゃ」

 ウォレンさんの言葉で疑問は解消されたがそれ以上に面倒な事が明日から始まると聞かされ、現実逃避げんじつとうひをしていると追い打ちをかけるかのように王女様が話し始めた。

「その通りです、やっと彼らの尋問に移れます。これまで尋問してきた者たちから得た情報についても問い詰めたいことがありますし、いくら時間があっても足りません。今日はここまでにして明日彼らの尋問を行いたいと思います。ユーマ様、明日は今まで以上に疲れると思いますがどうかお付き合いください」

「はは、分かりました。それじゃ先に失礼します」

 俺は王女様にそう返事をして迎えに来ていたメルリアさんに連れられ自分の部屋に戻った。

 それから夕食を食べたり風呂に入ったりしたはずなのだが記憶が無く、いつの間にか俺はベッド倒れ伏していた。疲れもあったが明日あの元第四師団団長と会うと思うと一気に嫌な気持ちが押し寄せて来て、それから逃げる様に俺はまぶたを閉じて眠りについた。



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