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10月19、20日

名前は仮名です。

 夢の中に起こったことをなるべく正確に書き残したかったので

 誰に言い訳してるんだろうね俺は


19、20/10(土~日)

 リリーの右横を正面にして弁当を広げていた。

 その自分の左横を正面に、マシュー。マシューの右横にケン。その真ん前、自分の真後ろにジェイドがいた。このクラスに四人だけの男子だ。普通に弁当を食べた。ほとんどマシューと話していた。

 放課後、リリーの席を見ると何か巨大なファイルみたいなものが入ったビニール袋が机に掛かっていた。百均の商品っぽかった。

 なんだろうと思いつつ、自分は何かを持ってロッカーの方へ行き、作業をし始めた。なんだったかわからないが、小説を読 むとかメモを取るとか、小規模なものだったと思う。なんでそんなことでわざわざロッカーまで行ったのか分からない。そのときはそんな疑問も浮かばず、ただ夢の中の登場人物 の一人になっていた。

 リリーは他の女子と話していたが、僕が何かしているのに気付いたみたいで、

「イエローは何してるの?」

 と話しかけられた。何か、自分のしていることをごく普通に答えた。

 リリーは興味深そうに自分が何かしている様子を見ていた。

 そのあと他のクラスメイトと話したりして、やがてリリーは帰っていった。

 胸のつかえが取れたような清々しい気持ちがした。よくわからない。

 しばらく経って、教室には自分ともう一人だけになった。誰だったか忘れた。

僕はリリーの机周りで地べたに横たわっている大きくて薄いセル板のようなものを疑問のある顔で眺めた。

 しばらく眺めていると、クラスメイトが言った。

「出し物で使うんだよ」

 はて。文化祭ならもう終わったが。

 そんなことを思いつつ、

「ふーん……」

 僕は夢の登場人物として、いかにもクラスメイトの補足説明に納得したかのような返答をした。


 そこで夢は途切れた。何だったのだろう。



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