表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PIXI  作者: エール
4/9

フリュートレーネは春を連れ、7.5

918名無しのユルゲン民

んん?? なんか今とんでもない書き間違いしなかったか、婦人?



919中級な婦人

間違いなんかじゃなくてよ

恩人を探していたのだけれど、まさかこんな場所でお目にかかれるなんてね

ドレッファングーアの御導きに感謝しなくては


貴方や貴方の同僚に迷惑やら不快感やらを振りまいていたのは、私の元夫よ

アレを夫と呼び称するのは非常に不本意ですけれど



920社畜

えっっえっえっ



921中級な婦人

突然でごめんなさいね

あの愚物がかけたご迷惑のお詫びと、何かお礼をさせて欲しいの



922社畜

や、いっすよ



923社畜

じゃなくて、どうぞお気になさらないで下さい

自分としてはあの元上司が消えてくれるのが一番の望みだったんで

それさえ叶えばもう特に望みとかはありません

ご婦人も被害者でいらっしゃりますでしょう



924中級な婦人

どうか畏まらないで頂戴

ここに身分やら現世でのしがらみを持ち込むだなんて、それこそ愚の骨頂よ

口調は今までのままでいてくれた方が、むしろ有難いの


それと、他者からの献身に胡坐をかいて感謝も謝罪もしないだなんて、人として最低だわ

もしもわたくしがそんな薄情者に成り果ててしまったら、階段を昇った先にいらっしゃる方に顔向けが出来ないの

あの方もよくそう仰って、わたくしたちを労って下さったものよ


重ね重ね申し訳ないのだけれど、どうか私のためだと思って、何か望みを教えて下さらない?

迷うようであれば後日でも構わないから



925社畜

………っス

んじゃあ、回復薬を貰えると嬉しいかも

修羅場空けなのと、今後の修羅場に備えてちっとでも回復したいんで



926中級な婦人

回復薬ね、分かったわ

なるべく効能のある副作用が無いものを見繕っておくから

それだけだと申し訳ないから、携帯食も用意させて頂くわね

もし気に入らなかったら、無理に飲食せずに売り払うなり誰かに譲るか、もしくは捨てるかして下さいな



927社畜

ありがとうございます

楽しみにしてるっス



928名無しのユルゲン民

今日のこのスレでいちばんほっこりした

社畜、お前いいやつだな



929社畜

や、自分のことはいいんで

長々と占拠してごめん



930名無しのユルゲン民

なにこのヌクモリティ



931名無しのユルゲン民

社畜の今後も興味深いが、そろそろ1000近くなったから次スレ立てないか?

今日はやたら早く流れるから、残り70なんてあっという間だぞ



932名無しのユルゲン民


んじゃ、ほいよ↓↓↓



【王族貴族の】ユルユルユル☆彡ゲン【ちょっといいとこ見てみたい】7553



933名無しのユルゲン民

おつ



934名無しのユルゲン民

㌧クス



935名無しのユルゲン民

んじゃ、残りのレスは心置きなく消費できるな



936名無しのユルゲン民

ユルゲン民らしくユルユル消化していこうぜ、いつもみたく



937名無しのユルゲン民

ごめん、さっきまでなんの話してたっけ



938名無しのユルゲン民

『ローゼマインの来た路』で、ローゼマイン様が虐待されてるのに実父にも見捨てられてる所からだよ



939名無しのユルゲン民

胸糞とともに思い出したよアリガトウ☆彡



940名無しのユルゲン民

いいってことよ☆彡



941名無しのユルゲン民

色んな技術を生み出したり、新しい道具やレシピを生み出したり

一喜一憂しながらも側近たちと成長しながら『アウブローゼマインへの路』を歩むが、手放しで褒められる回数なんぞ数えるほどだ

そのほとんどを、彼女は叱責と共に過ごす事となる



942名無しのユルゲン民

さっきの中級な婦人の言った事の鸚鵡返しだけど

一体どうするのが正解だったんだろうな



943名無しのユルゲン民

考えるだけ無駄だよ、正解なんて無くて結果はもう決まっていたんだから



944名無しのユルゲン民

なんだ、えらく後ろ向きだな

ローゼマイン様やその側近や専属たち、全ての努力に唾でも吐くつもりか?



945  943

違う、そうじゃない

でもそう聞こえたならごめん



946名無しのユルゲン民

それ以外にどう聞こえるんだよ

ああ、別に責めてるわけじゃないぞ

価値観なんぞ人それぞれ、その言動によって来るしっぺ返しも人それぞれなんだからな

その時が来たら黙って受け止めるこった



947  943

ほんとに違うの

うまく纏められないから、出来たら下あけといて欲しいです



948  943

ありがとう

1000違いから端折って書くけど、私って毒親持ちなの

毒親というモノたちと長々と接してきて、それが映画の領主みたいな性格の父親と、その取り巻きみたいな奴らが母親な状態で、奴らに囲まれて生きてきた


だから、あいつらの考えというか目的が分かるの

だから、努力がどうのとか以前に、『どう行動しても結果そのものはあいつらの都合で決められちゃってる』って言いたかった



949名無しのユルゲン民

うん? ごめん

君が何をいいたいのかまだ分からんくて



950  943

うちの毒親………毒親といわれるほぼ多くの存在に共通すると思うんだけど


あいつらの目的は、子供に結果を出させることじゃない

子供を洗脳して管理することにある



951  943

洗脳するって決めたら何を最初にすると思う?

抵抗を奪うために、まず自尊心を徹底的にへし折るの

主人公は今話してた時点では教育と成長………洗脳の途中だと思う

だからこの段階で認めると自尊心や自己肯定が育まれるから、はじめから領主は主人公を認める気はなかったんだよ


認めるとしたら、心底までへし折って心がカラカラに乾いて心が死ぬ直前になってからじゃない?

その時点なら『ああやっと認めて貰えた』って、今まで自分がされてきた事を忘れて何も考えずに尻尾を振るように調教完了されてるよきっと


長々と纏まりもなくてごめんなさい

言いたいことが伝わるといいけど



952名無しのユルゲン民

なんとなく言いたいことは分かった

思い出すのキツかったろ、傷口を掘り返させるような事して悪かった

察しが悪くてごめん



953名無しのユルゲン民

でもそれも、この映画がどのくらい史実に基づいて忠実に再現しているかによるよな

あと登場人物がどのくらいの精度で再現されているかにもよるが


教えてタマゴパイセン



954歴史学者のタマゴ

ひとのことスシネタみたいに言うのやめーや

質問の答えだが、あながち間違いじゃないかもな

あくまで半人前でしかないオレの見解でしかないが、かの作品は師匠と自分の調べた史実にかなり忠実だと思う


よって>>943の考察は、的を得ている可能性がそこそこある



955名無しのユルゲン民

え、そうなん?

このスレ内だけの印象だが、ジルヴェスターってそこまで狡猾かな

どっちかというと計算もなく最悪な方向に爆走するKYって印象が強いんだが



956歴史学者のタマゴ

あの映画を見た時には誰が部屋にいたか忘れたか? あの天才とうたわれたフェルディナンド様だぞ


彼はローゼマイン様の教育者としての立場もあったし、それを利用すれば彼女の心身を操作して洗脳するのは容易だろうさ

事実として、映画の中盤以降にアーレンスバッハにフェルディナンド様が向かうんだが

その時にローゼマイン様に言い聞かせた台詞、なんだったと思う?



「私のかわりにエーレンフェストを頼む」

だぜ?



並居る大人勢がエーレンフェストにはいたし、彼らと比べてもローゼマイン様は群を抜いて有能だが、それ故に多忙でもあった

貴族院の未だ勉学で励む身でありながらも領地の発展に貢献し、更には領主一族の執務まで学生の身で担っていたローゼマイン様に、だ


彼はその上で自分の代わりまで押し付けようとしていた事になる



957名無しのユルゲン民

………改めて考えるとひどいな

作品の雰囲気とかに引き込まれて、

『そんなに信頼されているローゼマイン様すげー!!やっと認められたんだねおめでとー!!』

ってなってた自分を殴りたい



958歴史学者のタマゴ

>>957

かくいうオレも、どちらかというとその解釈のが大きかったよ、違和感は多少覚えたがな

でも>>943という虐待被害者が身を切って体験談を話してくれて、それを踏まえて話を再度咀嚼してみたら、別の見方も出来る

もしかしてフェルディナンドは


『ローゼマインという道具の洗脳は完了した、これで私が離れていてもジルヴェスターには逆らわず、運用には問題なし』


とでも思っていたかもしれんぜ



959名無しのユルゲン民

………運用、って、なんだよ、それ

ヒトを道具みたいに



960歴史学者のタマゴ

あくまで推測のひとつだ、あくまで、な

だが悲しいかな、その推測を否定する材料が見つかっていないのも事実

ローゼマイン様が何を思って人生を歩んだのか、史実や側近の呟きから推し量るしか今や想像の術はない

階段を昇る際に、彼女自身の考えが分かるような資料を徹底的ともいえる執拗さで処分されていた



961名無しのユルゲン民

なら魔石の記憶を読み取るのは?

お貴族なら、確かそういう事も出来るんだろ



962歴史学者のタマゴ

不思議なことに、魔石はおろか遺体さえ残らなかった

彼女の命が尽きたと言われていた晩の翌朝、その遺体は影も残さず忽然と消えていたそうだ

一説には『神々から魂どころか肉の一片残さず召し上げられた』とも言われたそうだ

晩年のローゼマイン様も、そうなる予想をしていた節がある



963名無しのユルゲン民

そいつはなんとも不思議な話だな………誰かが盗んだ可能性は無かったのか?

ローゼマイン様の家族や側近、あと第二夫のほうはどうだった?

夢を見すぎかもしれんが、第一夫よりも本当に愛する彼に託したかった~~なんてオチは?



964歴史学者のタマゴ

同じようなことを考えたやつがいて、彼の内外を虫一匹隠れる隙もないほどくまなく調べていた

が、魔石の欠片一つ出てこなかったとさ


まぁ彼もたいがい謎な存在だったがな

レティーツィア様の第一夫が妻の補佐を不足なくこなせる様になり、『これでもう安心だ』と呟いた次の日に亡くなっている

不思議なことに彼の遺体と魔石はおろか日記なども、ローゼマイン様同様に影も形もなく消え去っていたそうだ


今となってはそれもどこまで本当のことかも分からん

全ては白い砂に埋もれて見つからず、これからも見つかる可能性は皆無かもしれん



965中級な婦人

彼はもしかしたら、ローゼマイン様に会いに行ったのかもしれないわね

映画に彼は出て来ないし、当時の社交をはじめとした公式の場から極力遠ざかっていた存在だから、知る人ぞ知る、といった存在だったわ



966名無しのユルゲン民

ふぁ~~ なんか不思議な話だな

色々あったけどさ、映画のほうは最後は誰とくっついたんだっけ



967社畜

うーん……くっついたというか……



968名無しのユルゲン民

何だよ、煮え切らねーな



969社畜


ネタバレになるぞ








結婚はするんだが、あくまで白い結婚だ

先程も言った通り、その相手役である主治医はローゼマイン様の主治医であると同時に、領主の義弟でもあった

かつて養子だった自分がされた様に、ローゼマイン様を異常なほど厳しく鍛え上げ、領主の道具かつ玩具に仕立てて差し出したのも事実なんだよ


だから主治医は、こんな自分がローゼマイン様に思いを寄せていいのか、作中の割と初期から終盤部分まで悩みに悩み抜く

どの位悩むかっつーと、最後にはあのハルトムートがついついボソッと助言もどきを与える位だ

これでどの位深く悩んだか分かるだろ?


海より深く懺悔して、自分の後釜を用意してから去ろうとする主治医。

その姿に心打たれたローゼマイン様は彼を許し、やがて夫婦となる








~~ネタバレ以上~~




970名無しのユルゲン民

赦し、か

贖罪と併せて、相手を本当に愛するなら避けては通れない道だわな



971名無しのユルゲン民

動物モノでしか泣かなかった自分、これを見て無事に涙腺が決壊しました



972名無しのユルゲン民

アレキサンドリアでの星結び前の、最後に二人で過ごす静かな時間が良かったのよ~

ローゼマイン様の前に主治医が跪いて、両手を包み込んで自分の額に押し当てた主治医が、もう、もう……!!



973名無しのユルゲン民

たしか、


『私の罪が赦される日は来ないだろう

 仮に君が赦してくれたとしても、君を傷付けた私を私自身が永遠に赦せないからだ。 

 それでも、贖罪の機会を与えてくれた君に感謝と……愛を。

 たとえ我が身が朽ち果てようとも、君と君の愛する者達を守り抜こう。

 何者を敵に回したとしても、必ずーーー』


だったかな

有名な決め台詞だったから、掲載されてたのをコピーした



974名無しのユルゲン民

そうそれ!!

やった事は確かに外道だけど、ここまでの彼の懊悩を見ると……ね



975社畜

なんか『もうええんやで』って言ってあげたくなるよね

そんな権利は自分らには無いにしてもさ



976

その、言葉を



977名無しのユルゲン民

ん?



978

正直なその言葉を、もっと早く伝えられれば



979名無しのユルゲン民

さっきからあんたスレ間違えてない?



980

済まぬ、ローゼマイン



981名無しのユルゲン民

んー、さっきから気になっていたんだけど

あんまあの方やその身内を呼び捨てにしない方が良いよ、書き込み禁止にされるかもしれんし

ローゼマイン様は個人的に関わりがある相手ってわけじゃないんでしょ?



982ダンケル貴族

………っと、1000が迫っているな



983名無しのユルゲン民

ここいらが潮時か、俺そろそろオチるわ



984社畜

オレもこのスレを見届けたら落ちるわ~

元上司の後釜が来るまで保たせなきゃなんだよ



985名無しのユルゲン民

>>984

イ㌔



986名無しのユルゲン民

そろそろ終わりが近付いてきたな



987名無しのユルゲン民

1000にむけて恒例のアレ、いきますか!!



988店長

1000なら、店に来る馬鹿貴族の割合が下がる



989名無しのユルゲン民

1000なら、むかつく同級生貴族の家が微妙に没落する



990歴史学者のタマゴ

1000なら、閲覧権限が緩和されて新たなる資料を読み込める



991ダンケル貴族

1000なら、魔力量の釣り合う素敵な嫁が見つかる



992名無しのユルゲン民

1000なら、近場の迷惑貴族がしょっぴかれる



993名無しのユルゲン民

1000なら、ツケ払いしようとしたどこぞの貴族の頭がハゲあがる



994社畜

1000なら、果て無き修羅場に終わりが見える



995名無しのユルゲン民

1000なら、貴族のモラルが向上する



996エグちゃんのファン

1000なら、エグちゃんシリーズの伝説作がまた生まれる



997名無しのユルゲン民

1000なら、俺氏に彼女が出来る



998

1000なれば



999女神の使徒の護人達

あなたは、やはり



1000



1000なれば、君が愛したアレキサンドリアに永久なる祝福を



1001名無しのユルゲン民

このスレはもう書き込みできません

新たなスレを立てて下さい。。。。。
















どんな人間だろうと、必ず終わりが来るのは人としての定め。

フェルディナンドは戦場でもそれ以外でも、多くの者を見送ってきた。

それでも、今目の前の彼女に差し迫った死を受け入れたくなかった。



鎮痛効果がある香が焚かれたアウブの自室、ローゼマインは寝台の上でその生を終えようとしている。

ほとんどの者が正気ではいられぬ中、当事者であるローゼマインが一番平静だというのは皮肉なものだ。

すべき事を終えたアウブの手を取った女医―――フェルディナンドの後任が、弱々しく項垂れる。

どちらが患者か分からぬほど憔悴した女医に、アウブは労いの言葉を掛けていた。


―――もう、最期の時が迫っているのだろう。



「フェルディナンド様」



小さく掠れた、けれど鈴が鳴るようなローゼマインの声が自分を呼ぶ。

呼ばれはしたが、果たして自分は近寄って良いのか迷ってしまう。

すると、別れを済ませただろう目元が赤いハルトムートがフェルディナンドを促して、ローゼマインの寝台まで導く。

それに合わせて、側に控えていたリーゼレータが場を譲るように邪魔にならぬ位置まで下がった。



「フェルディ、ナンド様」

今度は逆らわず、ローゼマインが話しやすいよう彼女の枕元に屈む。



「ありがとうございます、神官長」

「ローゼマイン……」

神官時代に意識が行き来しているようで、言葉遣いもどこか幼い。



ゆるゆると冷たくなった彼女の手が伸ばされ、何かを渡そうとしてくる。

思わず受けとると、それは名捧げ石だった。


「あなたが、さいごです神官長」

ずっと受け取ってくれないんですもの、と拗ねるローゼマイン。

それに「済まぬ」と返せば、何が可笑しかったのかクスリと笑った。


「フェルディナンドさまが謝った……ふふ……」

「……ああ、長く、待たせてしまった」

済まないと再度頭を下げると、今度は目を閉じながらも穏やかに微笑む、寝台に横たわる彼の全ての女神。


「私の罪が赦される日は来ないだろう

仮に君が赦してくれたとしても、君を傷付けた私を私自身が永遠に赦せないからだ」 

ローゼマインの冷たくなった指を少しでも暖められればと、優しく手のひらで包み込み己の額に頂く。


「それでも、贖罪の機会を与えてくれた君に感謝と……愛を」

最期まで愛させてくれて、ありがとう。

いつであろうと、ローゼマインはフェルディナンドの全ての女神であった。

今までも、今も、これからもずっと。


「たとえ我が身が朽ち果てようとも、君と君の愛する者達を守り抜こう。

何者を敵にしたとしても、必ずーー」

フェルディナンドの罪がどれだけ灌げるか分からない。

けれど、もう逃げようとは思わなかった。

 



「フェル   ディナンド、さ……ーー」

 



ふともう一度ローゼマインが指先を持ち上げようとして、力を喪った指先がシーツの上に落ちる。

何を言いかけたのか、どれだけ続きを待ってもその次が紡がれる事は無かった。

まだほんのりと暖かい。

けれど、もう彼女の瞳が開かれる日は二度と来ないのだ。



―――女医が脈を図り、ゆっくりと首を振った。





元アウブ配フェルディナンドは、その後も新たなアウブ・アレキサンドリアによく仕え、アレキサンドリアを影に日向によく護った。

穏やかに微笑むようになった彼は、新たな女性を幾度となく紹介されたが、最期まで首を縦に振らなかったという。

心の臓が鼓動を停止するその瞬間まで、彼は確かにアレキサンドリアの庇護者であった。

そんな彼は、後の世においてこう呼ばれる事となる。



彼こそはまさに、『アレキサンドリアの父』であるとーーー。














          ~~~あとがきという名のたわごと~~




 ぬをぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉ~~~やり切ったぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!





 ごめんなさい、本来はいの一番にここまで読んで下さったいらっしゃればにお礼を申し上げるべきが、ついうっかり叫んでしまいました。

 ここまで読んで下さって、ありがとうございます。


 普段ちゃんねる風小説を作ってる方々、あんたらエラい

 カ●ロッ●、お前がナンバーワンだ………



 書きたいネタをまずは書き出す

     ↓↓↓

 それを不自然にならない順番に並べていく

     ↓↓↓

 話の流れを何度も読み込み、できるだけ不自然にならないようにする

     ↓↓↓

 今度はネタに対してレス数が合っているかバランスも悪くないか確認

     ↓↓↓

 長いスレ風ならば、ある程度の統合性も求められるので、それも考える

     ↓↓↓

 果てしなき誤字脱字の調整

     ↓↓↓

 そんな中、途中でデータが消えたりしたら、は~い、識地の織り直し☆彡☆彡☆彡



 でも、楽しかったのも事実です。

 もうやりたいとは中々思えませんが。

 だってキッツいもん、死ぬほどキツいもん。

 前準備をした上でも、盆休みをゴリゴリ削ってやっと完成の光が遠くに見えた程度なんだもん………

 初心者ということで私の作り方が二度手間三度手間な挙句の遠回り万歳なだけかもしれませんが(白目)。


 今回ちょろっとオリキャラ×ロゼマを匂わせましたが

 彼が実在した人物か、もしくはそう見せかけられた架空の人物なのかはご想像にお任せします。

 

 いえね、あまりにロゼマが悲惨だなと思って。

 公私両方の事情を知っていて、尚且つ心許せて甘えられる相手が皆無ってのがねぇ………

 そうなりうるのが原作の看守たるフェルディナンドだけで、だからこそ原作のロゼマはあそこまでフェルディナンドに盲目的なのかと。

 アウブやらされた挙句に女性としての貞節まで捧げなければならないのは、ちょっとあんまりなんじゃないかと悲しくなります。

 原作のフェルディナンドがロゼマに横柄なのも、そういった足元を見ている(いやらしい表現ですが)からっていうのも理由の一つだと思うし。

 アドバンテージや相手の忍耐に甘えて相手を幸せにする努力を怠る男は、信じるに値しない不良物件だと思います。


 なので、そんなフェルディナンドが唯一の伴侶だなんてあんまりにあんまりなんで、彼女が女性としての幸せを手に入れたと思える余白がどうしても欲しかった。

 オリキャラを受け付けられない方もいらっしゃると思うので、その場合は「架空の人物だ」と切り捨てて下さい。


 あと原作と明白に事実が違ったり統合性が取れなかったりするところは、『のちの世にはこう伝わっているんだ』『設定崩壊乙』で流して下さったら幸いです。





 ここまでやっても、多々御見苦しいところをお見せしたと思われます。

 読んで下さってありがとう、そしてごめんなさい………。

 























 おや、最後にまだ何かあると思って下さいましたか?



 ならば少しだけ。

 書いたり書かなかったりした内部事情です。

 そこまで求めてない or そんなの興ざめだ!! というお方はここでお別れです。





●名無死のユルゲン民 (その1)

59で出現。アナスタージウスの亡霊的もしくは残留思念的なナニカ

馬鹿な次男は最期まで馬鹿だった

己の非を認められずに逆切れしたところを        に捕らえられ、無力化された



●名無死のユルゲン民 (その2)

713で出現。ジギスヴァルトの亡霊的もしくは残留思念的なナニカ

愚か者な長男は最期まで愚か者だった

こいつは次男よりもっと厄介なことを仕出かそうとしていたが、決行以前に次男の暴走以降警を強めていた        に捕らえられ、以下略。      

実は三男も出そうかと思ったんですが、書いてみたら想像以上に気持ち悪くなって速攻で却下した

その三男と比べても随一のキモさを誇るロイヤルウンコ並びに金粉に乾杯☆彡☆彡☆彡



●歴史学者のタマゴ 

ロゼマの奨学金制度のおかげで学校卒業して先生について勉強中

永遠の恋人は右手

資料の閲覧権限がもっと欲しいのも事実だが、割と切実にこんな自分を受け入れてくれる女性を求めている



●店長

グーテンベルク傘下の店の店長

貴族に一番高い商品をパクられそうになった

迷惑貴族が来た場合のマニュアルを今一度見直し、店員や職員に徹底させる

え?誰かに似ている?

世の中には似た人間が三人はいるってローゼマイン様も仰っていたじゃないですか(ニッコリ)



●上級貴族 のちに ダンケル貴族

本人はクソだと言っているが、そこまでクソじゃない

遠い昔だと何度も自分に言い聞かせているが、爪痕に触れる機会がある度に、胸の奥底から言いようのない痛みがせり上がってくる。

それが何なのか分かる日には、彼はもう一回り大きな貴族へと成長している事だろう



●友達説否定派

ロゼマとエグは友達ではないと否定的

『過去に』何かがあったり無かったり



●中級貴族 

ロゼマの微笑みが社交バイブル

陽気さや爽やかさの中にも、貴族らしいアレさを根底に持つちょっとアレな存在。

地位では劣るも、ある意味でダンケル貴族より何倍も貴族らしい貴族。



●中級な令嬢 のちに 中級な婦人 

嫌みのやり取りに食傷気味の、実は社畜の元上司の元妻

汚物は消毒ですが何か。

彼女を含めた『過去の』者たちは、思い出しそうな者や思い出した仲間をフォローしたり、逆に牽制したりしている。

会えないかもしれないが、もしかしたら会えるかもしれない『かのお方』に顔向け出来るように、彼女は彼女であり続ける事でしょう。



●社畜

どこにでもいる平民で、どこにでもいる貴族による被害者。

でもバカ貴族が彼の我慢の限界を引き千切りやがったので、修羅と化して仲間とともに中級な婦人へとタレこみしちゃった(てへぺろ)

お礼が貰えるかは半信半疑で、もしかしたらお礼はお礼でもお礼参りのお礼かと内心でちょっぴりビクビクしてた哀れな人。

それを見越した中級な婦人の速攻の手配により、彼と仲間がいる職場には、


 〇高級回復薬(効能抜群&味よし&後遺症なし)×箱単位

 〇バラエティ豊かな携帯食(グーテンベルク傘下の一流店監修)×箱単位

 〇チケットパンフレット(エステサロンやら高級宿泊施設やらテーマパークやら、一定額を支払い済で相手方に選んでもらうやつ)×人数分


………上記のセットが送られてきた。

仲間とともに明後日の方向を拝みつつ、万歳三唱した

よかったね。



●エグちゃんのファン

(エロ限定)のファン、あくまで限定。

ユルゲンに舞い降りたエロの使徒。

結構な美形なので、変態にペロペロされそうになったり熱視線を受けたりして極度の女体信望者となった。

彼の探求というか欲求は止まらない。

エロリストとして彼は今日も征く。





















●女神の使徒の護人達

何者かは不明だが、ロゼマの名誉を汚されそうになると出没

え、誰かさんに纏う空気が似ている?

さてどうだろうか(どこかから女神賞賛が聞こえてくる)



● 

フェルディナンドの亡霊モドキ

階段を昇るのを自らの強靭な意志で拒絶した。

全ての女神の愛こそ手に入れられなかったが、マイナスをゼロにして微妙なプラスには出来てるといいね。

まつろわぬ者どもが余計なことしないように、自主的に現世を警備(?)中


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ