第1話 優しい話をしてあげる
おまたせしました。
俺はどうやら別の世界に来たようだ。
「とりあえず、今までやって来た事を罪滅ぼししてやるか」
俺はそう言って書類や仕事を始めることにした。
「そこのきみ」
俺は使用人の女性に声を掛けた。
「は、はい!何でしょうか!」
使用人の女性は俺を見て脅えていた。
「悪いんだが何か仕事はないか?」
俺は使用人の女性にそう言った。
「仕事ですか?」
女性はそう俺を見た。
「あの、なら、姫様の・・・」
女性は目を左右を見ながら聞いた。
「姫様の?」
俺はじっと女性を見た。
「あの、えっと」
何を言いたいのかわからなかった。
ーーー中庭ーーー
俺はオリヴィエの居る中庭まで歩いていた。
「よう、何やってんだ?」
俺はそうオリヴィエに声を掛けた。
「お父様!」
オリヴィエは怯えながら俺を見た。
「何やってんだ?」
俺はそうオリヴィエに目線を合わせて聞いた。
「あ、えっと、」
オリヴィエは俺を見て脅えていた。
「怖がるなよ、俺はきみと話がしたい。」
俺はそう言ってオリヴィエの頭を優しく撫でて笑顔で話をした。
「えっと、私は、お父様のお話を聞きたいです!」
オリヴィエは目を閉じて言った。
「なら、話してやるか、ある国のヒーローの物語を!」
俺は話した俺の祖国のTVで数十年も世界で多くの人々に夢や希望を与えた特撮のお話をオリヴィエに話した。
多くの怪獣や宇宙人と戦う話した。
オリヴィエはその話に目をキラキラしていた。
「お父様、すごくおもしろかったです!」
オリヴィエはそう言って満面の笑顔になっていた。
「ああ、またおもしろい話をしてやるからな」
俺はそう言ってオリヴィエの隣に座り空をじっと見ていた。
「空を見ていたらいつか、光の巨人が現れるかもな」
俺はそう言ってオリヴィエに話した。
「あの、お父様はそのお話をどこで知ったんですか?」
オリヴィエはそう俺に聞いた。
「ああ、様々な本を読んできたからな」
俺はそう言ってオリヴィエに笑顔で話して立ちあがあり歩き始めた。
ーーー書室ーーー
俺は自分の過去を調べてみた。
どうやら、俺は怒りに任せて様々な国の奴等を殺してきたみたいだ。
「俺はあの子に夢を与えないとな」
俺はそう言って本を読み続けた。
つづく
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