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この世界の真実

読みに来てくださってありがとうございます!!


頭脳戦や主人公最強、実力隠し系、主人公が裏で暗躍する系が好きな方には刺さる作品になっていると思います。


是非最後まで読んでいってください!!

 この世界には夢も希望もない。

 オレがそう悟ったのはいつのことだっただろうか。


物心ついた頃、最初に学んだことは『諦める』ことの大切さだった。


 こだわりやプライドなんて持っていても邪魔で疲れるだけ。

 諦めてしまった方が楽に生きられる。


 全てを諦めて生きているオレには何も無かった。

 将来の夢。未来への希望。何も。

 無色透明。空っぽな存在。


 オレは理解していた。

 夢や希望。そんなものに何の意味もないことを。


 何かを持っている人間は弱く、何も持っていない人間は強い。

 捨てるものがある人間は弱く、捨てるものがない人間は強い。

 オレが生きてきた世界は強くなければ存在することを許されない。

 強くなるためには心なんて邪魔なだけ。

 邪魔なものは消し去ってしまえばいい。

 自分を守るために邪魔なものは切り捨て、見捨ててきた。

 自分を助けられるのは自分だけ。

 それがオレの処世術。防衛本能。

 世界がもう少し優しければ変わっていたのかもしれない。


 しかし世界は、そう甘く簡単なものではなかった。

 世界は理不尽に満ちていた。


 この世界は金によって支配されている。

 夢を叶えるためにも、希望を持つためにも金は必要だった。


 もし自分に多額の借金があれば、夢を諦めてすぐに働かないといけないし、何かを学ぶために学校に通うのにも、ご飯を食べるのにも金は必要だ。

 夢に向かって努力することが許されるのは、金を持っている人間だけだった。

 金がなければ、ただ生きることすら許されない。

 それがこの世界の現実。


 もし金がなければ、様々なものを犠牲にしなければならない。

 時は金なり。労働とは、時間を金に変える行為であり、金がなければ時間を犠牲にしなければならない。

 もし、病気を患っており治療費が足りなかったら、命を犠牲にしなければならない。


 金があれば、様々なものを購入し手に入れることができる。

 貧乏暇なし。金があれば心の余裕や時間も買うことができる。

 極論を言えば、土地を買うということは地球の一部、つまり惑星をも買うことができるのだ。

 食材などの商品は言うに及ばず、権利、土地、夢、希望、時間、心、命だって買うことができる。


 この世界は身もふたもない金という紙切れで回っている。

 金という紙切れが無いから自ら命を落とすということもある。


 ーーーそんな夢も希望もない金だけの世界に、果たして生きる価値はあるのだろうか。

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「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!!」


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