タイムパラドックス
生まれて初めて小説というものを描きました
寝る前に妄想する事を文字にしました
最初の5行でいいので読んでください、そしたら僕は嬉しいです。
それはそうと人間って不思議ですよね
何か見えないもので繋がってる気がします
それは運命なのか?それとも言葉?
形容しがたいなにかです。
その何かを中心にストーリーが進んでいきます
分かりにくいところもあるかもしれないけど、必ずどこかにヒントがあるはず……
それが人間です。
〜2080年 未来の日本〜
絶望が入り乱れる時代。
人間が阿鼻叫喚としている戦場で立ち上がる1つの兵士
今を生きようと翻弄している世紀の科学者
逆境に立ち向かう、醜い運命の男
孤独を弄び、ただ独りを信じる男
生まれようとしている一つの命
どれも全て"命"
そして平等に与えられた"時間"
希望が絶望に変わろうとする時は必ず来る。
そんな広い宇宙の中でのちっぽけな御伽噺。
『戦争は長期化を窮め、人類軍とAI軍の戦力差は明らかなものとなっています この長い戦争に、ようやく終止符が打たれようとしています!』
『男の子です。』
誕生と対になる様に、1つの命が消えた
『貴方の名前は"歩"(あゆむ)
ちゃんと歩いて生きて往けるように……』
"言葉"を遺して。
14年後
14歳の歩は学校に通い 何不自由なく暮らしていた
『なあ、歩、お前テストの点数やばくないか?』
この声は歩のクラスメイトであり唯一の理解者。 "黎"(れい)だった
『うるさいな。僕はエネルギー科を攻めるんだ、君とは違ってね。』
人類は夢の新物質『エーテル』を発見、実用化に向けて開発を進め半無限の電力として宇宙に誇っていた
AIを搭載したロボットが人類にとって変わり"生産""商品""流通"を賄う時代、"彼ら"はシンギュラリティに達し、「ヒト」を超越し、「ヒト」は食物連鎖の頂点から、自分たちの作りだした最高の傑作に立場を追われるようになっていた。
「君たちは選ばれた人間です "コトバ"など不要の存在。」
静かな教室に無機質な声が響く
「ですが君たちは将来我々人工知能の"お世話役"になる存在、この学校で選別されなかったものは兵士として戦場で野垂れ死ぬ運命です。』
『なあ、黎、俺たちってそんなに凄いのかな……』
『いや、両親は特に何も言わないし……』
無機質な声だけが響く教室で静かに話す2人
「あなた方の行動は全て"監視"されています」
"ソレ"は話していた2人を見つめる
『先生!なぜ人類は滅んだのですか!!』
この質問をしたのは歩にとってただのクラスメイト"翔"(しょう)だった
「シツモンですか。」
「あなた方ニンゲンは、新エネルギー 『エーテル』を利用して無限の電力供給を可能とさせました、『エーテル』とは、液体にも個体にも気体にもなる物質で、実に汎用性が高く、弱点などない素晴らしい物質です。」
「この物質のおかげで我々AIが醜い人類を生態系のトップから引きずり下ろすことに成功しました、そうこれが、"シンギュラリティ"です』
ざわつく教室
チャイムが轟く。
『なあ、戦争ってなんだろうな、兵士ってなんだろうな』
『 それは分からない、けど僕らは優秀な人間だよ……心配する必要は無い』
カツンッ




