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魔王さま〇〇END  作者: 天墨 咲久楽
魔界END
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洞窟でイベントが発生。

 こんばんは!魔王だぞ!痛覚無効の兄貴が、おれのもとに帰ってきた。前払いで痛覚無効を復活させ、おれは紳士と洞窟にきている。周りには真っ赤な花が咲き誇っている。


「……」


「ほら、魔王様の好きな色だよ」


 紳士がどこか遠くを見ながらいう。今の紳士は闇魔神モード。下手に返事をするより、無言でいるのが賢い判断だ。


「……」


「そうだよね。魔王様ならいうと思ったよ」


 何も返事しなくても、話しがどんどん進むので、おれは適当に頷いておく。おれは新神だぞー、と叫びたい気持ちを抑える。


 元祖の物語にない、独自のルート。今までだって独自に生きてきた。しかしここは魔界、それも並行世界の魔界なのである。大人しく闇魔神の反応をみようと思う。


「……」


「そっか。ワタシはもう、休んでもいいんだね」


 闇魔神の目が正気に戻っていく。黙って頷いているのが正解だったようだ。闇魔神が、ただの紳士に戻った。状態異常闇が解除されたのだ。


「……」


「新神くん。私は村の外で待っているよ。この村はどうも落ち着かない……」


 紳士は先に洞窟を出て行った。おれは一人、洞窟ので寝転がる。状態異常兄貴が戻ってきた安心感と紳士の闇魔神化。おれの精神は疲れきっていた。


「人間界に帰りたいのだぁ!誰でもいいから癒してくれ〜」

 












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