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トライコール
私トライオメガは、獄界からの電話にでました。今喋れるのは私だけですからね。オフィスの窓から見える景色は、天使達が猫型になった住人を世話する姿です。
景色を見ていて電話に集中できるのかと言うように、始祖様が私の手に前足をおきます。
天界と獄界は距離あるので、出た直後では繋がらないのですよ?と私が言うと。興味を失ったのか、始祖様がデスクを降りてしまわれました。
電話から声が聞こえるまでの数十秒間。今のような有事がまたおきた時のため、この数十秒間が直される日がくるでしょう。しかし今は、2人きりの時間を伸ばしてくれる存在です。少しの間ですが、感謝します。




