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平和ボケしちゃいそうな。ちょっとだけ、闇のあるEND!
この物語は、魔王さま目線でお届けします!
「 魔王さまの魔は、魔法の魔。魔王さまの王は王様の王。魔王さまのさまは親し見やすさ〜。魔王さまは帰ってくる。帰ってこない?…あっ」おれはそっと扉を閉めた。
おっと、挨拶が遅れたな。魔王さまこと魔王です。
宿屋に帰った魔王を迎えたのは、料理長自作の鼻歌と、真っ赤な花びらが散った部屋でした。この部屋、掃除するのは魔王なのよー!
「おかえり魔王さまァ。大人しく待ってたぜ。褒めてくれよ」
うんうん、 料理長は偉いな。定期的にやってくる破壊衝動的なものを我慢したんだもんな。物理的に右手がうずくって怖いな。
「料理長は偉いな」
よしよしすると、大型犬みたいな笑顔を見せる料理長。カメラが欲しいな。成長の記録に残しておきたいぃい。
「おやすみィ。魔王さま」
うぉ、重い!秒で料理長が寝た。ちょ、おれの膝を枕にするじゃない。貴重な寝てる種間を見れたのはいいが。料理長が起きるまで動けんわこの流れ。
「うむ。おやすみ料理長」
〜魔王さま!足しびれるEND〜
料理長との戦いはこれからも続く!