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勇者が悪魔王を再び封印した頃、魔王さまは護衛(仮)をしていましたとさ。
僕は悪魔王を再び封印するために、王都の地下にきた。
「よくきたな二刀流の勇者よ…」
「今度こそ君を封印するよ。悪魔王」
悪魔王の爪と、僕の剣から火花が散った。
おれは魔王。平穏な生活と、平凡な暮らしを求め、人間界にきた。 おれは今、銃魔王の膝の上です。
勇者は急用でドタキャンしました。
魔王を一人にしないでおくれよ。魔王の限界は近いよ。これ警備じゃなーい。おれが警備されちゃってる。立場逆転だからねこれ。
「私は銃魔王。勇者が来れなくなったことは、ギルドのお姉さんから聞いてるよ。王都に危機が迫ってるとかなんとか。私たちには関係ないよね!魔王さま」
銃魔王は人間の女の子だった。
前世の記憶があるということを除く。
「生きてる魔王さまだ!もちもちしてるぅ」
「ふぁなふぇ(はなせ)」
魔王さま!膝の上END。