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魔王さま〇〇END  作者: 天墨 咲久楽
グレイグロー
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グレイアウト(前編)

 僕はグレイグロー。今日は僕の話しをしてみようと思う。そしてこれは、先月クトゥーさんに話した内容でもあるけれど。

 

 最初から最後まで紳士に話しを聞いてくれた彼だが、竜としての尺度を感じたことは否めない。なので人間の方が見るのであれば、重いと感じた瞬間に飛ばして貰って構わない。……それじゃあ始めるよ?


 外来世界での僕の名は、ホムラサキ。種族は人間だけど、生まれは人間の胎内からじゃない。ガラスの容器から生まれた、ホムンクルスに近い存在なんだ。だから僕の近縁の者たちは、僕によく似た姿をしていた。しかし近縁の物達の中、唯一力を得られたのは僕だけだった。


 そしてこの時の僕は、暗殺者としての力の役割を持っていた。だけど、とある任務で僕だけが生き残った時。僕が守るべき近縁の者達がいなくなったため、僕は彼らの代わりに博士としての道を歩むことになる。


 初めて作ったのは僕と同じような存在、娘のコムラサキだ。僕はコムラサキと共に人間としての生活を学んでいった。そして、他の博士から得られなかった愛情を知る。


 だから、その頃外来の人界で人がいなくなり初めていたことなど。そんなこと些細なことだと思っていた。




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