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魔王さま〇〇END  作者: 天墨 咲久楽
アビスラピス
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アビスライブ

 内在世界の獄界にて。働く黒い犬獣人、アビスラピスです。本日は獄界の主人の初お披露目の日。簡単にいえば蛍の発表会ですかね?字面のみをピックアップしますと、とても微笑ましいですが。実際はどうでしょう……。


「俺は至近距離の物理攻撃に耐えられるほど、頑丈じゃないのさっ!なのでアビス!早く助けてくれないかぁー!」


 蛍が妖怪たちから逃げ惑いつつ、私へと助けを求めています。本来ならばすぐにでも駆けつけ、私の手で全て解決。そしてクトゥー師匠に褒めて貰うまでがセットなのですが。



「それは師匠直々に止められているので無理な話しです」


「そんなぁ!」



 やはり私の足元の影がゆらゆらと揺れていますね?この影の中で、私の動きを師匠が止めているのです。すなわち、今回助っ人はなしという事です。これは獄界の天辺にたつ蛍の試練なのですから。知恵だけでなく、力も示してもらう必要があるのです。ほぉ……影の中から、私にだけ聞こえる声で。師匠からのアドバイスです、ありがとうございます師匠!



「師匠からのアドバイスです!仕込みはすでにしてありますので、後は蛍が本気を出せばよいだけですよ?」


「んあ〜!?本気って何をどうすればいいのさぁ!」


「蛍は回避行動に専念していますね?ですので、攻撃に意識を切り替えてください!」



 さて、ここからは蛍次第です。良い結果が招かれることを祈っておきましょう。


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