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魔王さま〇〇END  作者: 天墨 咲久楽
人界END
12/163

魔王さま二本立て!!


おれが宿屋につくと、宿屋の屋上で喧嘩をしている料理長がいた。相手は二刀流の少年である。剣戟の音が派手に響きわたる。


「うるさい。静かにしろ」

(音が響いてるよ。寝てる人が起きちゃう)


幸いまだ燃えているところは屋上だけだ。おれは滝のような水を魔力で呼び出す。


「流されてしまえ」

(場所移動しようね)


おれが出した水は火だけでなく、料理長と二刀流をまとめて町の広場まで流していった。消火完了!夜中に騒ぐ悪い子にはお仕置きだな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



おれは広場についた。二刀流の少年が、広場の女神像の前で気絶している。料理長が鎌を振り上げて、トドメを刺そうとしていた。


「それ以上戦う必要はない」

(もうやめてあげてー。少年はボコボコよっ)


「こいつ勇者だァ。今ここで消しておかないと…」


料理長の背後から、黒いオーラが見える。そこの少年は勇者だったのか、なるほど。料理長のトラウマだもんね勇者。視界から消したくなったかぁ。


今から料理長を正気に戻さないといけない。二分の一の確率で、おれがコロコロされるが。


「早く正気に戻れ」


おれは料理長に魔力を込めた猫だましを食らわせた。料理長が混乱から目覚める。目覚めた拍子に料理長は少年をふんだ。少年がうめいた。かわいそう。


「魔王さま!何か地面が柔らかい」


「足元を見ろ」

(勇者踏んでるよー)



今回の魔王さま。二分の一コロコロを回避するEND!!

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