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魔王さま〇〇END  作者: 天墨 咲久楽
クトゥクルー
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ラジオEND②

 ゲストのアースくん、いつも一緒のグラムくんも含めてと三人でラジオをやっていくクトゥーさんだよ!最初は予定通りアースくんとやろうと思っていたけど、グラムくんが予定より早く起きたから、いったん食事をしてから三人で始めることにしたんだ。


 いつもはグラムくんとお茶会をして内在世界の住人たちの悩みを解決しているんだよ?それだと、各個人が知ってることにばらつきが出るから、こうやって全体に知ってもらおうという試みだね。


 せっかくだからグラムくんも交えてお話ししたいなとアースくんからの提案もあったし、スタジオ(魔王城の玉座がる場所)の設置もバッチリ!グラムくんがまた眠ってしまう前にラジオをやらないとね。グラムくんをそっと揺らすよ。


「ふぁ……こんばんは魔法生物メルトグラムだぞ。元気にしていたか住人たち?初めての内在魔界ラジオの時間だ。お茶会での呼び方と同じで、いつも通りグラムと呼んでくれると嬉しいぞ。急に始まったラジオ放送だが、今日のゲストは地球の化身アースだ」


「あくびが漏れてますよ?……改めてまして。皆さんこんばんは、ぼくはアースプラン。よろしければアースと読んでくださいね。口調は自前で、なるべく丁寧に喋りたいと常々思っていますが。クトゥーさんの隣に座ることになると崩れそうですね……先ほどもラジオをやり直すことになったばかりです」


「皆んなの背後にクトゥクルー!皆んなの紳士クトゥーさんだよ。今日は地球の一部地域にもラジオを流していくんだ、文化交流ってやつだね!」


 僕とアースくんの間にグラムくんをはさみつつ。最初のお便りを箱から引き出す。あ……これ。ロストくんからのお便りかな?何も言わずに微笑みながら僕はグラムくんに手紙を渡した。


「では最初のお便りを読んでいくぞ、ペンネームひらがなで書くほうの魔王。ふむ……」


「基本的に大人しいペンネームの者が多いと事前に聞いていましたが。まあ、規制に引っかかるような物でなければ、このぐらいやっても良いのではないでしょうか」


「……その通りだ、アース。皆も規制がかかるようなものでなければ自由にしてくれ」


 あっこれ、グラムくん気づいてないみたいだね。ロストくんも運がいいのか悪いのか、最初に引き当てられてるし。兄弟って感じがしていいね!

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